U2は、1976年アイルランドのダブリンで前身バンド結成。1980年アイルランドでレコードデビュー。
1983年、ポーランド民主化運動の独立自主管理労働組合「連帯」について取り上げた曲「 New Year's Day 」が、初めて英10位とヒットした。
「Sunday Bloody Sunday」は北アイルランド問題の「血の日曜日事件」を取り上げ、アイルランド共和軍(IRA)の活動を批判する立場を示した。
1984年の「Pride (In The NameOf Love)」はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)へのトリビュート・ソング。
「 New Year's Day 」1983年 米53位。
「 Sunday Bloody Sunday 」1983年
「 Pride (In the Name of Love) 」1984年 米33位。
「 With or Without You」1987年 米1位。
「 I Still Haven't Found What I'm Looking For 」1987年 米1位。
これ以降の曲を数曲聴いたが、いいものはなかった。
「With or Without You」は初めて聴いたときから名曲だと思った。まず、「With or Without You」は発音したときに語感がいい。メロディーも申し分ない。段々盛り上がるボーカルがあって、そこにエッジのキラキラしたギター音が絡んでくる構成がいい。
U2の「BEST OF 1980-1990」という80年代ベストアルバムの中から上記の5曲を2003年にカシオのデジカメ初代エクシリムM1にMP3で取り込み通勤電車でよく聴いていた。
87年以前からU2とくにエッジの評判は知っていたが、87年「With or Without You」の大ヒットが印象的だった。ベストヒットUSAでも特集が組まれ、PVをよく見た。90年代後半にNHKBSでダブリンでのライブ公演を見て、曲やライブの良さをさらに実感した。
魅力なのは、曲の良さを前提とした上で、やはりギターのエッジのカッティングスタイルに尽きる。
ギターといえば、延々と続くハードロックのギターソロが当たり前だった時代に、リズムギター的なフレーズだけで音色を変化させ、メロディラインを弾く以上の効果をあげているのは素晴らしい。
80年代、バービーボーイズのイマサやボーイの布袋たちは影響を受けたに違いない。この原点こそエッジなのだと思った。
特に、「プライド」はギターのリズムがカラフルに回転する印象でシンプルに勝負している。この曲と同様に好きな曲は「ブラディ・サンデー」である。「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」は入門曲に過ぎず、すぐに飽きてしまった。
2008/4/19投稿を追加改変