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Channel: いちご畑よ永遠に
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岡山県備前市日生 日生諸島 大多府島 元禄防波堤 カキオコ

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岡山県備前市日生諸島。鴻島から頭島へ向かう
鹿久居島、頭島大橋。船の揺れの大きさにびっくり。
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岡山県備前市日生港
平成
26512日(月)。兵庫県南部の見学を終え、本日からは岡山県に入った。本日は備前市日生諸島の大多府島を見学後、日生で名物の「カキオコ」を食べ、備前市の三石城跡、旧閑谷学校、和意谷の池田家墓所を見学した。
兵庫県相生市の道の駅あいおいを出て、海近くの国道250線を赤穂線沿いに西へ進んだ。5年ほど前、この道を朝の通勤時間帯に同一コースをたどったとき、工場への出勤渋滞に巻き込まれた記憶がある。日生港までの所要時間が計算できず多めに考えていたら、今年は若干早かったためか、すんなり通過して740分の大多府島行に間に合いそうになったが、結局5分ほど遅れて、船の出航を見送る羽目になってしまった。
日生港は2か所あり、西の小さい船着き場が日生諸島への玄関口となっている。港の西に駐車場があるので、915分の次便を待つことにした。駐車場には出庫時に料金所へ自分で駐車代を納金するように案内文があったが、無人なので帰りに様子をうかがっていると、誰も料金を納めていなかったので、私もそのまま出ることにした。
 
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日生諸島・大多府島行き定期船の入港風景
97分頃。大生汽船の「みしま3号」。大多府島まで片道610円。20人ほど下船。十数人乗船し、915分に出航。
 
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日生港を出航
 
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日生港を出航。狭い水道を航行。
 
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日生港を出航。最初の寄港地である鴻島へ向かう。
 
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頭島大橋左が鹿久居島、右が頭島。野生の鹿が夜になると渡ることで有名。日生諸島の人口は約500
人(H22年)で、頭島(366人)と大多府島(81人)に集中している。
鹿久居島は周囲28kmと県下最大の島で。その大部分は国の「鳥獣特別保護区」に指定され、野生の鹿をはじめ多くの動物が生息している。江戸時代初期には岡山藩の狩猟地だった。人口は11人。
頭島(かしらじま)は日生港の南、約4kmに位置する。緩斜面に恵まれて住みやすく、周囲4kmと小さな島ながら諸島中最も人口が多い。
200411月に、鹿久居島との間を結ぶ頭島大橋が完成した。最近のテレビニュースでは、夜になると大量の鹿が頭島に橋を渡ってエサをあさりにくることが話題になった。
 
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鴻島。人口は
42人。別荘の島として有名で、驚くほどの数の別荘が建てられている。 
 
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頭島港。貨物の受け取りをしていた。
 
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大多府島。元禄防波堤。日生港から南へ
6km、一番沖合にある周囲5kmの島。北岸は岡山池田藩により、西国大名の参勤交代などの風待ち港として元禄111698)年に開かれた天然の良港で、在番所・御用家・加子番所などが置かれた。また、岡山藩が町人長屋を建て、移住者に無償提供したことから開拓が進められ、内海航路の要地として発展した。
 
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大多府島。元禄防波堤。元禄時代、岡山藩随一の土木技術者、津田永忠の指揮によって築かれたといわれ、城の石垣のように石を組み合わせた当時の姿をそのまま残している。現存する数少ない明治以前の港湾施設として、平成
10年防波堤としては初めて国の登録有形文化財に指定された。
また、平成182月には、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」にも選ばれている。
 
 
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大多府島へ入港
955分頃。本日は強風のため、やや遅れていた。
 
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大多府島。出港していく「みしま3号」。
 
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大多府島。大多府開港
300周年記念石碑。元禄10年参勤交代時、台風のため大多府へ一時避難した薩摩島津藩主が江戸城で、岡山藩主池田綱政に割譲を申し入れたことが築港のきっかけとある。
左に待合所兼案内所があったのだが、案内看板もないので気が付かずに、右の元禄防波堤方面へ向かった。
 
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大多府島。北岸の海水浴場跡。防波堤近くのカキ工場まで行くが道が分からず、島の中央へ迂回して、東に進むと慈雲寺を過ぎて、北の海水浴場跡に着いた。周囲は廃墟にようになり、砂浜に波が打ち寄せるのみ。道を戻ると、畑作業の高年女性に出会い、防波堤への道を尋ねると、最近島へ移住したばかりとの返事。
 
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大多府島。港近くの集落で行き合った高年女性に尋ねると、カキ工場裏のトイレ横から登って行く道があると教えられ、もう一度カキ工場へ戻ると、道が確認できた。上に登って、半島状の尾根道を進むと、防波堤に辿り着いた。
 
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大多府島。元禄防波堤。岡山藩の土木技術者・津田永忠の指揮のもと、石工河内屋治兵衛によるものと推定され、二段に石を組んだ直立式石積の構造に、優美な三次元曲面(かまぼこ型)を有し、合端(石と石の接合部の表側に近い部分)は密着して藩校として建造された閑谷学校の石塀と同様、頑丈で美しい外観を呈している。
 
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大多府島。元禄防波堤
直立式石積防波堤の延長は129.7m,幅6.0m,高さ5.0m
 
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大多府島。カキ殻が大量に積まれている。
帰りの便は115分に出航予定。この時点で11時だったので、六角井戸は見学できなかった。
 
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大多府島。北岸東側にある港から出航した。
 
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頭島。港。乗船する人は結構いる。
 
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頭島。港付近。さすがに、諸島最大の人口を誇るほど建物が密集している。
1135分頃、日生港へ到着。駐車場を出て、港近くのお好み焼き屋へ向かった。
 
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日生のカキオコ。カキ入りお好み焼き。この時期だと冷凍物のカキかと思うが、
10個ほどのカキが敷き詰められた。
 
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日生のカキオコ
900円。想像通りの味。
このあと、備前市三石の三石城跡へ向かった。本日は昼から雨との予報なので、何時から雨が降るか心配だった。

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