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Channel: いちご畑よ永遠に
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モンゴル15日間個人旅行 匈奴、突厥、回紇、チンギスハン、ナーダム

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突厥帝国首都跡の石碑。モンゴル。カラコルム近郊。ビルゲハーン遺跡
平成2674日(金)から18日(金)まで、モンゴルを旅行した。4月半ばに6月下旬から7月中旬頃にかけて2週間以下の海外旅行の対象はないかと思っい、「海外旅行の観光ベストシーズン」というサイトを見ると、ウズベキスタン、モンゴル、インドネシアがあった。ウズベキスタンはビザが必要で面倒になった。インドネシアはある程度周遊すると1ヶ月は必要なので、消去法でモンゴルになった。モンゴルは初の訪問となる。
 
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匈奴貴族の墓。ダダル。
「地球の歩き方」や旅行記をネットで読んで、目的地を検討。モンゴル帝国の首都カラコルムとチンギスハーンの生誕地ダダルを選定。せっかくなのでナーダムの時期とした。必要期間は、現地ツアーや交通手段が不明のため、2週間あれば対応可能と判断。
まず、航空券を抑えることが先決と、「トラベルコちゃん」を見たが、「フォートラベル」に関空往復モンゴル航空便の安い券があったので、問い合わせると、燃油・税込みで102千円だったので、発注したのが421日。中国国際航空や大韓航空は乗り継ぎがあるなどの理由で除外。
 
ウランバートルの宿泊は、ホテルなども検討したが、設備・立地などゲストハウスで充分と判断。現地ツアーもゲストハウスへ依頼したほうが安いと思った。ホステルワールドを通じて予約。ネットで評判の良い「ゴールデン・ゴビ」はナーダムの710日から12日まで満室なので、745日を予約。1012日は「ナサン」を予約。現地ツアー相談用に89日に「UB」も予約した。「LG」は遠く、「イドレ」はツアー対応が不評だった。
 
司馬遼太郎「モンゴル紀行」、「モンゴルを知るための65章」、岡田英弘「世界史の誕生」などを出発までに読んだが、ウィキペディアの「モンゴルの歴史」は身に着かなかった。「地球の歩き方」と「旅の指さし会話帳モンゴル」を適宜コピーして持参した。北海道並みの緯度で高原なので朝晩は寒く、フリースなどは必携。蚊取線香は不要だった。
 
旅行費用は、概算で277000。航空券が102,000円。宿泊費は14泊分16,000円。ゲルは通常115000トゥグリクTg830円。ゲストハウスは910ドル。
ツアー代は、車と運転手代が190ドルが基本で、ガソリン・宿・食事は実費負担。カラコルム方面が4日間、ダダル・ビンデルが5日間なので、810ドルを支払った。ガソリン代はカラコルム方面を170ドルで前払い確定払いにした。ダダルは実費払いにして、393,000Tg21,800円)。
ナーダムのチケットはスタジアムのバス停付近のダフ屋から50,000Tg2,800円)で購入。券は3枚綴り、1111時が8000129時が20001214時が6000Tgが定価。屋根なしでいい席ではなかったが、前列には日本人ツアー客がいた。13世紀村は「歩き方」の表示と違い、62,000Tgと高かった。
 
食事はゲル泊の場合、夕朝食が含まれる。ゲストハウスでは、ノミンデパートで食材を買い、自炊。夕食は買ったスパゲティを茹でて、持参の明太子粉末ソースをかけて終わり。モンゴル料理は羊主体なので、わざわざ外食するほど美味くない。 
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回紇(ウイグル帝国)旧都跡。カラコルム近郊。ハル・バルガス遺跡。
今回のモンゴル旅行では、チンギスハーン以降のモンゴルの歴史だけでなく、中央ユーラシアのモンゴル高原に興亡した匈奴、突厥、回紇(ウイグル)の遺跡を見学して、高校の世界史に出てくる舞台だったんだなと、改めて感興に浸ることができたことが収穫だった。
 
平成2673日(木)名古屋市の自宅を出発。近鉄の急行を乗り継いで難波へ。運賃は金券店で往復3100円。西成のアジア系YOUの多いホテルを2000円で宿泊。
74日(金)南海で関空へ。金券店で往復1660円。関空へは10時頃到着。モンゴル航空OM506便1300発は11時からチェックイン開始。窓際を選択。席に着くと、窓際には窓がなく、後側からようやく外が覗けるという珍奇な席だった。機材は30年前の雰囲気。機内にモニターも、席にオーディオもない。機内食も最低程度のもの。
 
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20分頃、ウランバートル空港に近づき、下界が見えだした。
 
 
1630分頃、着陸。すぐに、ドアが開き、あっという間に入管も通過。いつもの28ℓザックだけなので、1640分前には真っ先にロビーに出た。
 
「ゴールデン・ゴビゲストハウス」には3日前にメールでやり取りして、3TGで送迎の約束をしていた。20分ほど待っても気配がない。電話もメールも利用できない。タクシーの運転手がどこを待っているのか聞いてきたので、ゴールデン・ゴビと答えた。しばらくすると、男が、携帯でゴールデン・ゴビと話をさせてくれた。送迎車が向かっているので待てということだった。携帯の通話料が気になったが、払わなくても問題なかった。うれしいおせっかいだった。1740分頃、突然30代の女性がピンポイントで私の所へ来て、送迎が遅れてすいませんと、日本語で話かけてきた。タクシーの運転手が言っていたように、太った男の運転でトヨタのハイブリッドカーに乗り、「ゴールデン・ゴビゲストハウス」に到着した。
 
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「ゴールデン・ゴビゲストハウス」。ノミンデパートの東
200mほどの好立地。ドミトリーは15800Tg880円)。受付の男は片言の日本語を話す。シングルは空いてないのかと尋ねると、今夜だけ空いているという。トイレ・シャワー付きで30ドルというので、泊まることにした。
ネクサス7を持参したので、Witvで自宅のテレビ番組を視聴できるか試したら、通信速度が速くなると充分に視聴できて満足した。客層は若い欧米人が多い。
 
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「ゴールデン・ゴビゲストハウス」。キッチン。朝はキッチン横のロビー室に座ると、パンとコーヒー、玉子焼き付きのパンも持ってきてくれる。たいていのゲストハウスは朝食付きだが、「ナサン」はないので、その点が人気のない所以かもしれない。
自炊が可能で、欧米人は結構調理している。
 
今回の旅行は予定を綿密に立てることができず、「地球の歩き方」やネット情報、ゲストハウスからのツアー案内を見ても、具体的ではなく、現地で判断するしかなかった。5日朝にツアーのことを女性スタッフに尋ねると、男性スタッフが10時から出勤するので待てという。11時になっても来なかったので、宿を出て、ツーリスト・インフォメーションを訪れた。女性スタッフに尋ねると、価格が高そうだったので、店を出た。 
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「ナサンゲストハウス」。
北東近くにある「ナサン」へ向かったが、場所が分からない。表通りに面して部屋はあるのだが、入口となる裏手の駐車場を入ると、一階のドアが横になっていて看板が見えない。表通りの店に尋ねると、裏口から誘導された。「ナサン」のおばさんに現地ツアーを尋ねると、車の手配は翌朝分かるので、また来てくれと言われた。「歩き方」に書いてあるように親切そうな人だったので、好感が持てた。 
次に、「UBゲストハウス」へ向かった。女性スタッフに尋ねると、ダダルは泥道なので行けないと答えてきた。びっくりしたのと、ツアーの価格が高いこと、韓国系などの理由で、嫌気がさして、宿泊予約をキャンセルした。
 
「ゴールデン・ゴビ」へ13時頃帰ると、男性スタッフはおらず外出した。17時過ぎに、宿へ帰ると、30歳台後半の米人男性がいた。ドイツの大学で環境工学の博士課程を取得中。日本にも来たことがある。カラコルムのツアーから帰ったばかりで、道路がひどくて、四輪駆動でないと行動できない、現地で車をチャーターするのは困難とのこと。
76日(日)朝、10時になり、男性スタッフが来たので、ダダルまで行きたいというと、バスは運行しているというのみ。車の手配はしてくれそうにないので、「ナサン」へ行くことにした。ナサンさんは、電話で打ち合わせしてくれて、カラコルムにもダダルにもチャーター車で行けることになった。

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