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Channel: いちご畑よ永遠に
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メキシコシティ  国立人類学博物館  第9室メキシコ湾岸

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オルメカの巨石人頭像。メキシコシティ。国立人類学博物館。2014年11月11日(火)。第9室メキシコ湾岸。オルメカ文化は先古典期のBC1200年頃からメキシコ湾沿岸南部地域で栄えた。初期の大遺跡サン・ロレンソからは複雑化した階層化社会を前提とした大規模な土木工事が発見されている。巨石人頭像は現在までに湾岸南部地域で17体発見されサン・ロレンソから10体出土している。石材はサン・ロレンソから約80km離れた山地の玄武岩が利用された。
 
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ベビーフェイス。
 
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上部の二つの装飾品にはジャガーや子供の横顔が描かれている。
 
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玉製の磨製石斧は墓への奉献品としてタバスコ州ラ・ベンタ、ベラクルス州セロ・デ・ラス・メサス、エル・マナティでも見られる。
ラ・ベンタはサン・ロレンソが衰退したのちに勢力を得た都市である。
 
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オルメカの巨石人頭像。

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メキシコ最古のカレンダー。トレス・サポーテス遺跡。BC600~100年。先古典期後期になると、ラ・ベンタが勢力を失い、代わりに石材原産地に近いトレス・サポーテスが勢力を得た。
トレス・サポーテスが放棄されると、オルメカ文化は姿を消した。
以前はオルメカ文化をメソアメリカ文明の母とよんだが、現在は他の地域との相互関係が重視されている。
 
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古い神。ベラクルス州セロ・デ・ラス・メサス。AD100~900年。
セロ・デ・ラス・メサスはベラクルス州中部にあり、古典期前期(100~600年)に最も発展した。住民はトトナカ人と推定されている。
 
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水の神。メキシコ湾岸地方の伝統的な陶器作成技法はプエブラ州のトラシュカラやアステカ地方へも影響を及ぼした。口から牙を出す水の神は雨の神トラロックでもあり、各地の要素が影響しあっている。プエブラ州テワカン。後古典期(900~1521年)。
 
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金属製品、黒曜石製品、碧玉製品。後古典期。ベラクルス州中部。トトナカ文化およびワステカ文化。白石製の口輪ペンダントを下唇に着けるのはトトナカ文化の特徴であった。
次はマヤ室へ。

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