ベレン教会北広場。カハマルカ。
2015年6月14日(日)。
身代金の部屋の見学を終え、共通入場券で見学できるベレン教会、博物館へ向かった。9時25分ごろ、ベレン教会に近づくと、広場にコンサート会場が設けられていて、音楽が聞こえてきた。ぶらぶらと揺れる長い竿から異様な音が出ている。
ベレン教会北広場。
毎年6月の第2日曜日に開催される「カハマルカ クラリネーロとカヘーロの日」の準備中であった。
クラリネーロはEl Clarín de Cajamarcaというラッパで、カヘーロはフルート付き太鼓で、ともにカハマルカ地方独特の民族楽器である。
ミズガヤ製のパイプとヒョウタンで作られるラッパは、農民音楽家によって演奏され、灌漑水路の清掃などの共同作業時に演奏されるが、フェスティバルやカーニバルのときにも披露される。
太鼓とフルートは一人で演奏される。
ベレン教会。
1744年に建設されたカハマルカを代表するバロック様式の教会堂。
教会および周辺の地域は、文化複合地域として整備されている。
ベレン教会。紹介ポスター。
ドームのキューピッドはコロニアル的なウルトラバロック風装飾。現物は見られなかった。
ベレン教会。中庭。
両側にいくつか公開されている部屋がある。
ベレン教会。祭壇。
教会としての機能は失われているが、上部にはアラベスク風の装飾が残されている。
ベレン教会。回廊の展示。
画家アンドレス・セバージョスの部屋。
1916年にカハマルカで生まれた画家。
画家アンドレス・セバージョスの部屋。
中南米風の具象画が展示されている。
寺田和夫の部屋。
内部には入れない。
寺田和夫(1928~1987年)は、東京大学アンデス地帯学術調査団の一員としてペルーの考古学遺跡発掘調査に従事した。ラテンアメリカの歴史と文化を専攻し、師泉靖一のインカ文化・アンデス文明研究を引き継いだ。
ベレン教会北広場。
9時40分ごろ、まだ「カハマルカ クラリネーロとカヘーロの日」は準備中であった。
なお、当日の演奏の様子はyou tubeを検索していたら、公開されていた。
すぐ南の高台にある歴史民俗博物館へ移動。