半地下式中庭。トルヒーヨ。世界遺産チャンチャン遺跡。
2015年6月15日(月)。
魚と鳥の回廊を過ぎると、中庭に至る。
半地下式中庭。
スロープ(斜路・ランプ)が残る。大広場、アウディエンシアへ通じる儀式用の中庭とされる。
半地下式中庭。復元模型。
かつては、柱に支えられた回廊とスロープで構成されていた。
白く塗られた壁は漁網のレリーフで装飾されていた。
半地下式中庭。
貴賓席のように思われる。
アウディエンシア。復元模型。
謁見室というスペイン語が付けられているが、実際には宗教儀式用の部屋および奉納物・貢納物の倉庫とみられる。
内部にはU字型の建物があり、木製の神像を置くニッチが設けられていた。
鳥、十字架型、円、漁網などの洗練された装飾が建物の神性を表している。
アウディエンシア。
アウディエンシア。
アウディエンシア。ペリカンのレリーフ。
儀式用の大広場。
儀式用の大広場。
入場前に会話したフランス人青年が頭陀袋を担いで歩いている。
儀式用の大広場。南端の高い基壇。
儀式用の大広場。南端の高い基壇。
多くの小部屋がある。アルマセネスとよばれ、倉庫または兵士の居住区とされている。
儀式用貯水池。
水と豊穣のための祭祀用に設けられた。水は少なく、トトラが生い茂っている。南の方角に王墓が造成されている。
儀式用貯水池。復元模型。
改変のあと、横長に造られている。
王墓への入口。
広場の南に基壇があり、王墓がある。
王墓。
王墓から広場を見下ろす。
埋葬儀礼に使用されたと思われる。
王墓。
T字型に掘られている。豪華であったと想像される副葬品はほとんど盗掘されていた。
従者または生贄の墓。
王墓の横にある。王の墓の周りには、妻1人と43人の従者の合計44個の墓があり、その他にも兵士や生贄と思われる人々の骨や家財道具などの副葬品も見つかっている。
見学施設の中では一番海に近い場所なので、南の端まで進んだが、波の音は聞こえるものの海は見えなかった。
アドベの通路。
アドベの通路。
反時計回りに見学して、入口付近に戻ってきた。
チャンチャン遺跡。
全体では10近くのシウダレーラが点在しており、公開されているニック・アン宮殿はその内の一つに過ぎない。見学時間は50分ほどだった。博物館を見学したかったが、休館だったので、太陽のワカへ行くことにして、バスが運行されている幹線道路へ20分ほど歩いて向かった。
チャンチャン遺跡。
風化のため危機遺産に指定されており、保存事業が実施されている。梯子に乗った作業風景。
チャンチャン遺跡。
幹線道からの入口。タクシーと見学客。トルヒーヨ行きのバスに乗ったが、途中で運行が打ち切られ、どこにいるかも分からないので、タクシーに乗って、トルヒーヨの太陽のワカ行きバスが運行されているというバス停へ向かった。