2015年6月21日(日)。
本日は路線バスを乗り継いで、モライ、マラスの塩田、ウルバンバ、チンチェーロを見学した。
マラスのバス停でタクシーをチャーターし、モライを見学後、マラスの塩田へ向かった。
車が深い谷の崖道を進むと、対岸に白っぽい重なりが見えてきた。マラスの塩田だった。
谷の対岸からマラスの塩田を眺める展望スペースに停車した。
このあたりの標高は約3000m。
谷の奥から中程の塩田地帯。谷の斜面数㎞に約4000枚の塩田がるという。4月から9月の乾期に見られる風景である。
塩田が棚田のように連なっている。
谷の末端。高山帯の麓をウルバンバ川が流れる狭い低地回廊が顏を覗かせている。
谷の対岸にある狭い駐車場に着き、土産物屋と塩の倉庫の間を下って塩田地帯へ向かう。
最下段の土産物屋の下には塩田が氷河のように広がっている。
最下段の土産物屋から塩田を見下ろす。
雪を踏むような感触の道を進む。
塩の採取をする人。ここはプレ・インカの時代から続く現役の文化遺産。
一帯はもともと海の底であった。濃い塩分を含む温泉水が湧いており、塩田に引き込んで天日干しをして、水分を蒸発させて、結晶化した塩を採取している。
結晶化した塩。
5種類の塩のセットで5ソレス。
ヨード塩。沈殿塩。昇華塩。薔薇塩。薬用塩。
マラスの塩田の見学を終え、マラスのバス停でタクシーを下車。その後、バスでウルバンバの町へ向かった。