2015年6月23日(火)。
この地の標高は約3300mである。壁で囲まれた神聖なエリアには、マチュピチュにある太陽の神殿にも優るとも劣らない美しさの円形の壁で囲まれた太陽の神殿や神聖な館がある。ほかにも水汲み場、墓、見張台など、都市として必要な機能が揃っていた。
水は北側高地のキタマヨ川上流から導水路により南側低地の太陽の神殿まで引かれており、川の源は遺跡の北20㎞にあるキンサコチャ湖にある。
遺跡の北東のキタマヨ川沿岸の高台にはクヨ時代の墳墓を利用して造られたインカ時代の塔状墳墓が残っている。
北の高地から導かれた水はインカの太陽神や創造神ビラコチャなどの宇宙観から由来するという解釈がある。
「若い太陽光が祖先に力を与え、彼らに文化のみずを運ばせる。この水は、最初に闇と死者の世界を通り抜けた後に、ワカと太陽神殿の太陽神によって活力を高められる」という。
すなわち、インカ皇帝パチャクティはインカ以前のクヨとよばれる民族集団が墓地や聖所としていた場所の景観を再構成してインカの宗教的・政治的聖所を建設したのである。
パチャクティはクヨの信仰に代えて太陽崇拝を導入し、太陽神の勝利を印象付ける太陽神殿を建設した。
左側の円形の壁の中にある岩の真ん中にマチュピチュとよく似た日時計がある。
南に頂上台地南端の丘があり、神殿跡の全景を見渡す展望スペースがある。
タクシーで駐車場まで来て、太陽の神殿跡を見て、徒歩で南麓のゲートへ下ると、良い見学ルートになった。
東
斜面下の建物跡。
南麓の入場ゲートへ向かい、往路をそのまま下る。
ここが、正しいアクセス。フェリア(市場)やアルマス広場の北東方向。
ウルバンバ川の橋を渡って、バス停から12時50分頃クスコ行きのバスに乗車。
クスコに13時30分頃到着。時間があったので、クスコ東郊のワリ文化の都市遺跡ピキリャクタへ路線バスで向かった。