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台湾 台南市 度小月坦仔麺 再発号 富盛号 金得春捲 湯徳章記念公園 旧台南州庁舎 嘉南農田水利会 旧台南警察署 

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太平境教会。
2016125()。台南市。
1879年に英国長老教会がこの地で日曜学校を開始したのち、現在の教会堂が1902年に落成した。1865年に最初に来台した宣教師のマクスウェル医師を記念し、マクスウェル記念教会と命名された。
 
旧台南測候所を見学し、ロータリー(湯徳章記念公園)方向へ向かうと、この教会が視界に入った。
 
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湯徳章記念公園。湯徳章銅像と奥に国立台湾文学館。
湯徳章(坂井章、19071947年)は、台湾の弁護士。日本人の父と台湾人の母の間に生まれる。
小学校卒業でありながら貧困の中、文官高等試験司法科・行政科に合格し、台南に戻って弁護士事務所を開設した。
1947年の二二八事件のさい、台南学生・市民を庇ったため、国民党政権により、日本統治時代には「大正公園」と呼ばれていた「民生緑園」で、銃殺された。
目隠しを拒否し、「目隠しも必要ない」「私には大和魂の血が流れている」と台湾語で叫び、最後に日本語で「台湾人バンザイ」と叫んだ。
民生緑園は、1998年に「湯徳章紀念公園」と改められ、湯章の胸像が設置された。
 
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国立台湾文学館。旧台南州庁舎。
元台南州庁は大正51916 )年、日本統治時期の台南州庁として落成した。建築家森山松之助の手がけた西洋歴史建築様式で、台湾総督府及び監察院と共に台湾における有名な建築の一つである。
 
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国立台湾文学館。旧台南州庁舎。
イギリスヴィクトリア朝の赤レンガや、ヨーロッパ風の石材建築をまねた建築で、正面のマンサード屋根や妻壁、両側の衛塔、ポルチコなど古典的な建築形式は当時の典型的な官衙建築を表している。
第二次世界大戦後、空軍司令部、台南市政府の所有となったが、1997年に市政府が転出後、修復され、2003 年に台湾初の国家級文学博物館として開館した。
月曜日休館とは分かっていた。
 
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嘉南農田水利会。旧嘉南大圳組合事務所。
1940年に嘉南農田水利組合により建設された。戦時中のため物資が以前のように豊かでなかったため、建築は装飾がないシンプルなL字型建築となっている。
烏山頭ダムや嘉南大圳等多くの土木工事開発計画に携わった八田與一(1886-1942)に関連する建物である。
 
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旧台南市警察署。旧台南警察署。
台南州庁の東側に、昭和6 年(1931 年)に落成した。
アール・デコの建築様式で建てられた。
台南市立美術館の建設予定地となっているようで、工事中であった。
 
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旧台南市警察署。元台南警察署。
せっかくなので、玄関部を覗いてみた。
 
北西方向にある度小月坦仔麺が11時開店なので、国立台湾文学館から北西へ向かうと、工事中の旧台南合同庁舎がある。
 
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旧台南合同庁舎。台南消防局中正分隊事務所。 
日本統治時代の台南合同庁舎で、中央にある塔は「御大典記念塔」といい、昭和天皇の即位を記念して昭和5 年(1930 年)建てられた。塔は当時の台南で最も高い建築物で、その後消防の監視台として使われるようになった。
昭和12 年(1937 年)に増築され、警察会館と錦町督察官吏派出所との合同庁舎となった。
 
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度小月坦仔麺(台南中正路本店)。
古都台南は美食の宝庫として知られる。11時からは、食べ歩きモードに切り替えた。歩き方の台南小吃(伝統的な軽食)案内を参考に歩いてみた。
旧台南合同庁舎前の道を西に数分歩くと、度小月の店員に呼び止められたが、通り過ぎてしまったが、振り返って度小月と気づいた。
 
台湾料理で最も有名な小吃といえば、担仔麵だが、台南で「度小月」店が創始したので、屋台から発展したこの店が発祥である。
台湾の漁師にとって、この夏場は非常に生活しにくい時期だったので、この時期に副業として麺やその他の店を出す人がたくさんいた。
この「度小月」の創業者の洪芋頭もかつては漁師で、この苦しい夏場(小月)を乗り越える(渡る=度)ために、この「担仔麵」を売り始めた。「担仔」とは担ぐという意味で、当時はお碗や食材のほかに椅子や机まで全てを天秤棒に担いで屋台を開いていたという。
 
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店内の様子。度小月坦仔麺(台南中正路本店)。
土作りの釜に木炭を炊いて、鉄鍋に木の蓋、陶器の甕、そして長年受け継がれてきた味の肉そぼろを使っている。現在の煮込み鍋もすでに数十年使い続けている。
 
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店内の様子。度小月坦仔麺(台南中正路本店)。
度小月はすでに4代目に受け継がれているが、昔ながらの提灯や腰掛け椅子はそのままという。
 
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メニュー。坦仔麺。
 
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メニュー。烤虱目魚肚(サバヒーの塩焼き)。
 
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坦仔麺。
度小月の肉そぼろは豚の後ろモモ肉と肩バラ肉から出来ていて、少量の麺に、肉そぼろとむきエビ、香菜をのせ、エビのスープと黒酢、胡椒を加えている。
名古屋の味仙「台湾ラーメン」は坦仔麺をもとにしたといわれる。たしかに似ていた。小さい碗は同じだが、味が甘くて薄い。やはり、日本人はラーメンに限ると思った。
ただ、食べ歩きには少量を多種という点では好都合かもしれない。
 
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烤虱目魚肚(サバヒーの塩焼き)。
サバヒー(ミルクフィッシュ)を塩だけで焼き上げたもの。虱目魚を一度食べたいと思っていた。見た目よりまろやかな味だった。
 
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八宝肉粽。再発号。
度小月坦仔麺から北へ歩く。再発号は清代の1872年に開店した老舗。
 
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八宝肉粽。再発号。
特級海鮮八寶肉粽には、アワビや干し貝柱、桜海老や栗の身など豪華な食材が使われていて具沢山でモッチリしている。腹一杯になってしまった。
 
さらに、北西のグルメ街國華街へ歩いた。
 
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國華街。金得春捲。富盛号。
赤崁楼の西にあるグルメ街。1230分頃だったので、人出が多い。
 
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富盛号。碗粿。
1947年開業の店は稲穂のマークが目印。
 
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碗粿。富盛号。
台南発祥の碗粿は茶色い。エビ、豚肉、しいたけ、卵黄など豊富な具材と米粉から作られたもちもちの生地が、甘めのソースによく絡んでいる。硬めのプディングのような食べ物。
 
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金得春捲。
1954年開業の老舗で、人気店なので行列が絶えない。店頭では春捲をせっせと作っている。
 
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金得春捲。
春捲には、豚肉、エビ、錦糸卵、キャベツ、そら豆、乾燥豆腐、セロリ、香菜など、盛りだくさんな具材が入り、ピーナッツ粉と砂糖をかけて包み、最後に軽く鉄板で皮に焼き目をつけてクレープのような形に出来上がる。甘く、ボリューム満点な分量。
 
安平へ行くため、赤崁楼前のバス停へ歩く。バスの本数が少ないので待ち時間が長かった。

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