2016年12月7日(水)。
基隆駅で台鉄に乗り、台北駅で下車し、MRTで北投駅へ15時45分ごろに着いた。新北投駅行きのホームからは専用列車が往復している。
凱達格蘭(ケタガラン)族は台湾北部に先住していた原住民族で、平埔族に分類される。漢民族と同化して、独自の文化は消失している。
淡水河の南岸にあたる新竹市八里区の十三行遺跡を標式遺跡とする十三行文化は、1800年前から500年前の鉄器時代の文化で、ケタガラン族と関係があるとされている。
ビルの一室に展示室がある。ケタガラン族の展示があるというが、実際には気付かなかった。認定された原住民族の展示が主体であった。
男子が制作する。竹または柚子で針を作り、バナナから糸を作る。
平埔族は神像や神殿は造らなかったが、様々な物を神像の代用とした。
鹿猟は平埔族にとり重要な集団行事であった。妊娠した母鹿を避けて、鹿の生息数を安定させるため、鹿猟は決められた狩場で、秋と冬という決まった季節に行われた。
捕えた鹿の皮は漢人の持つ塩・米・衣服と交換された。
この皿は鹿の肉を盛るための食器である。
パイワン族の伝承では、先祖は壺の中に住んでいるという。
4匹の蛇と男女の頭像が浮き彫りされている。
丸太を刳りぬいて作られる。厚みは不均等で、口部は薄く、中央部は厚い。
中央部に持ち手が付けられている。
人面が彫刻されている。青年会所に詰めた少年が、警戒のため、村人に知らせるために使用する。
15分ほど見学して、北投温泉博物館へ向かった。