2017年5月12日(金)。
入館し、まず斎王群行などの映像を映像室で視聴。室内に復元衣裳などがあるが、撮影禁止。
展示室へ。シリーズ「遺跡を学ぶ」(新泉社)や「日本の遺跡」(同成社)で見た出土品が展示されていた。
内院には、斎王の居住する寝殿と、左に出居殿。寝殿の奥に斎王が祭祀を行なう神殿が設けられた。
史跡西部の台地端部に位置していた。平安時代に東部に移動した。
緑釉陶器は、9世紀前半には愛知県の猿投窯の薄緑色の釉薬をかけた製品と、やや濃い緑色の都の北で造られた製品が半々だったのが、こうはんには猿投産がほとんどになった。
10世紀になると猿投産が次第に減少し、濃い緑色の近江や美濃の製品に代わっていった。
銭などを入れて発見される土器は地鎮に使われたものと考えられる。
把手。鉈尾(だび・留具)。用途不明金銅製品。