マイケル・ジャクソンMichael Jackson。
マイケル・ジャクソンといえば、「Beat It」しか聴く曲はない。マイケル・ジャクソンはジャクソン・ファイブの頃からもちろん知っている。子供の頃から歌がうまく人気があった。「I'll Be There」は定番曲でよく聴いた。ボーイソプラノから変声期になってどうなるのか思っていたらソロデビューした。
人気はあるのは知っていたが、ベストヒットUSAでも1982年「Billie Jean」のヒットから特に話題になったが、特にいい曲とも思わなかった。
しかし、次の「Beat It」は良かった。ロック主体の私にも聴ける曲だった。エディ・ヴァン・ヘイレンのギター・ソロというのは知らなかった。「ヴァン・ヘイレン」の「ジャンプ」は1984年始めのヒットだから、エディ・ヴァン・ヘイレンと当時いわれてもぴんとこなかっただろう。
ただ、ギターソロに注目したわけではなく、曲全体のビート感が素晴らしかったということのほうが大きい。
マッカートニーとの共作「Say Say Say」(1983年)はたいした曲ではなかった。「Thriller」(1984年)はPVが気持ち悪い。「Man in the Mirror」(1988年)までは覚えている。その後はスキャンダルで世の中を騒がすたびに名前を見た程度。
マイケル・ジャクソンが特に流行させたのが、ダンスしながら歌うスタイル。R&B以来のスタイルだが、この面ではダンス・スタイルを革新し、現在まで続く。マイケル・ジャクソンがやる分にはまだいいが、歌が下手な歌手やグループまでが欧米・日本でこのスタイルになり、このスタイル以外のロックバンドや歌手がダンスをしないといって低く評価する傾向があるのは気に食わない。楽曲は歌であって、ダンスではない。
「Beat It」。
1983年4月30日ビルボード1位。
ハードロックとR&Bの融合が特徴的で、プロデューサーはクインシー・ジョーンズ。クインシーがナックの「マイ・シャローナ」のようなロックを作ってくれとマイケルに頼んでできた曲という。
エディ・ヴァン・ヘイレン、スティーヴ・ルカサー、ポール・ジャクソン・ジュニアのギタリスト3人が参加しており、エディ・ヴァン・ヘイレンのギター・ソロが曲の評価を高めた。
エディは、電話で依頼を受けたとき、からかわれていると思ったという。
ミュージック・ビデオは、ウエスト・サイドストーリーをモチーフとしている。