Hast duetwas Zeit für mich?
Dann singe ich einLied für dich
Von neunundneunzig Luftballons
Auf ihrem Weg zum Horizont
Denkst du vielleicht grad an mich?
Dann singe ich einLied für dich
Vonneunundneunzig Luftballons
Unddass sowas von sowas kommt
Neunundneunzig Luftballons
Aufihrem Weg zum Horizont
Hielt man für Ufos aus dem All
Darum schickte ein General
'neFliegerstaffel hinterher
Alarm zu geben, wenn's so wär
Dabei war'n dort am Horizont
Nurneunundneunzig Luftballons
Neunundneunzig Düsenflieger
Jeder war ein großer Krieger
Hielten sich für Captain Kirk
Dasgab ein großes Feuerwerk
DieNachbarn haben nichts gerafft
Undfühlten sich gleich angemacht
Dabei schoss man am Horizont
Aufneunundneunzig Luftballons
Neunundneunzig Kriegsminister
Streichholz und Benzinkanister
Hielten sich für schlaue Leute
Witterten schon fette Beute
Riefen: "Krieg!" und wollten Macht
Mann, wer hätte das gedacht
Dasses einmal so weit kommt
Wegen neunundneunzig Luftballons
Wegen neunundneunzig Luftballons
Neunundneunzig Luftballons
Neunundneunzigjahre Krieg
Ließen keinen Platz für Sieger
Kriegsminister gibt'snicht mehr
Undauch keine Düsenflieger
Heute zieh ich meine Runden
Sehdie Welt in Trümmern liegen
Hab 'n Luftballon gefunden
Denkan dich und lass ihn fliegen
ネーナNenaはドイツのロックバンド。1982年に結成され、1987年に解散した。ボーカルのネーナ(本名ガブリエレ・ズザンネ・ケルナー 1960年~)とバンド名は同じ。
1983年に発表した代表曲「99Luftballons(ロックバルーンは99)」の世界的ヒットで知られる
「ネーナ」は彼女が3歳のころ家族の休暇先であったスペインのマジョルカ島で滞在したときに、カタルーニャ語で「小さな女の子」を意味する「ニーニャ」から、周囲に「ネーナ」の愛称で呼ばれたことから。
ネーナはハーゲンのギムナジウムに通っていたが17歳で中退し、手に職をつけるために両親の勧めで金細工の技術を習う。1977年11月にハーゲンのディスコでギタリストのライナー・キッツマンと知り合い、そのバンドThe Stripesのヴォーカルに誘われたのが彼女の音楽活動の始まりだった。1979年に最初のシングルを出したが、1981年にバンドは解散。
ネーナは当時の伴侶であるThe Stripesの元ドラマー、ロルフ・ブレンデルとともに西ベルリンに移る。二人はそこで知り合ったキーボードのウヴェ・ファーレンクローク=ペーターゼン、ベーシストのユルゲン・デーメル、ギタリストのカルロ・カルゲスと共にロックバンド「ネーナ」を結成し、1982年に最初のシングルを発表。
翌1983年、2枚目のシングル『ロックバルーンは99』を発表。ドイツ国内でヒットチャート1位を獲得するにとどまらず、この曲を偶然聞いたカリフォルニア州のDJの耳にとまってアメリカ西海岸のラジオを通じて大ヒット、1984年3月アメリカ国内チャート2位、そこから火がついて全世界での大ヒットとなった。日本のオリコン洋楽シングルチャートで1984年4月に1位を獲得した。
この曲はヨーロッパでは反戦歌として定着している。
オリジナルの歌詞はドイツ語で、ドイツ語のポップスが世界でヒットした数少ない例である。
ベルリンの壁が崩壊する前の1982年にローリング・ストーンズのコンサートが西ベルリンで開かれた。ネーナのギタリストのカルロ・カルゲスは風船が放たれる地平線へ飛んで行く光景を見た。風船は形を様々に変え、奇妙な飛行物体のように見えた。彼は風船がベルリンの壁を越えて東独側へ飛んでいったら、どんなことが起きるか、ミサイルと間違えられて第3次世界大戦になるかもしれないと想像した。
これが、歌詞のモチーフとなった。
また、1973年にアメリカ、ラスベガスの高校生たちがUFOに似せた100個の風船を峡谷に向かって飛ばした、そのとき1個が紛失して99個になってしまったというという新聞記事ももとになっている。
地平線にゆらめく99個の風船が未確認飛行物体に間違えられ、将軍が戦闘機に探索させた。子供の風船にすぎなかったが、パイロットはとりつくろって撃ち落とした。その示威行為が国境で向いあう二つの国の防衛大臣を戦争に走らせた。結局、戦争は第3次世界大戦となって99年に及び、勝者のない災厄を99の国にもたらした。
ネーナは世界大戦の廃墟の中を歩き、一つの風船を見つけて空へ放し、飛んでゆくのを見守る、という歌詞になっている。
キャッチーで軽快なボーカルのメロディと印象的な低音のシンセリフがドイツ語にマッチしていた。