ベルリン (Berlin) は、アメリカのシンセ・ニューウェーブバンド。
1978年、ベース・シンセのジョン・クロフォードらが前身のバンドをカリフォルニア州オレンジ郡で結成した。1979年、女性ボーカルのテリー・ナンが加入。バンド名はドイツの都市名からとっているが、単にヨーロッパ風の名前を付けただけという。
1980年、女優を目指して一時脱退していたテリー・ナンが再加入し、シングルを発売。
1986年映画「トップガン」の挿入歌としてサウンド・プロデューサーにイタリアのジョルジオ・モロダーが担当した"Take My Breath Away" (愛は吐息のように) が選ばれ、ケニー・ロギンスの担当した主題歌「デンジャーゾーン」と共に世界的に大ヒットした。
「Take My Breath Away (愛は吐息のように)」。1986年9月米1位。
ジョルジオ・モロダー作曲、トム・ウィットロック作詞の共作。1986年のアカデミー賞最優秀歌曲賞およびゴールデングローブ賞最優秀歌曲賞を受賞。
映画ではトム・クルーズとケリー・マクリスのロマッティックな場面に使用された。
ジョルジオ・モロダーは、1984年にジョン・クロフォードが作ったベルリンの楽曲「No More Words」をプロデュースしてヒットさせていた縁があったので、ベルリンを起用することにした。
ケニー・ロギンスの「デンジャーゾーン」も大ヒットしたが、「Take MyBreath Away 」は心が癒されるメロディーなのでこの曲の方がエバーグリーンとして愛されている。