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名古屋城本丸御殿の重文障壁画「竹林豹虎図」特別展示を見学

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20181017日(水)、名古屋城本丸御殿の重文障壁画「竹林豹虎図」の実物が1022日まで特別展示されているので、4月の参観後、6月に完成公開された本丸御殿の上洛殿・湯殿書院・黒木書院の参観を兼ねて見学した。合せて、西南隅櫓、金シャチ横丁「義直ゾーン」、歩兵第六連隊記念石碑も見学した。
13時ごろに入場し、1530分ごろまで見学した。
 
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名古屋城。天守閣と二之丸広場。
広場では1020日・21日に開催される名古屋まつりでパレードに参加する大型フロート車3台に生花を飾る作業が行われていた。
 
本丸御殿入場口には行列用のロープが長く続いていた。1330分ごろの時間帯は比較的すいていたようで、待たずに入場できたが、20分後に出る時には100人ほどが待たされていた。
 
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本丸御殿。玄関。竹林豹虎図。デジタル複製の説明。
竹林豹虎図には実物(本物)、デジタル複製(実物をデジタルで複製したもの)、復元模写(実物を400年前にさかのぼって模写復元したもの)の3種類があり、通常展示されているものは、復元模写である。
デジタル複製は通常展示されていない。
 
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本丸御殿。玄関。竹林豹虎図。デジタル複製。玄関一之間東側襖絵。左側。
 
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本丸御殿。玄関。竹林豹虎図。デジタル複製。玄関一之間東側襖絵。右側。
 
玄関一之間は虎の間とも呼ばれた本丸御殿の正式な入り口で、藩主に謁見する者が控える場でもあった。
 二室の襖・壁・障子の腰には金地に虎と豹が描かれている。なかでも一之間の襖の「竹林豹虎図」や障子の腰貼付絵「三方正面眠り虎」はよく知られている。
慶長191614)年、狩野派絵師が制作した。同じ「竹林豹虎図」でも一之間東側と二之間西側では作者が違う。
一之間東側襖絵については、若年ながら狩野永徳の孫で狩野家嫡流であった狩野貞信(15971623)の手になるとの説がある。
 
実物は展示ケースに囲まれて展示されているため、光源に反射し、撮影は困難。
 
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玄関一之間東側襖絵。右側。
 
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玄関一之間東側襖絵。左側。
 
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玄関一之間東側襖絵。左側。虎の部分。
 
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玄関二之間西側襖絵、左側。
  
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玄関二之間西側襖絵、左側。虎の部分。
 
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玄関二之間西側襖絵、右側、
 
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玄関二之間西側襖絵、右側、虎の部分。
 
見学客が多くてゆっくり鑑賞はできない。本物が良く保存されていることは分かった。
数年前、市長の河村が、本物をすべて展示しろと言って、顰蹙を買っていた。
天守閣に入れないデメリットがあるので、一時的にせよケース越しで本物を見ることができた。
また、別の場所の襖絵も展示されると思われるので、期待したい。
 
見学済みの表書院・対面所を通過して新規に公開された上洛殿方向へ向かった。

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