2018年11月9日から映画「「ボヘミアン・ラプソディ」が日本で公開されるというので、youtubeを見ると、予告編を見ることが多くなった。試写会で感動したというラスト場面のライブ「Live at LIVE AID 1985」をyoutubeで見たが、大して感動しなかった。
「フレディ・マーキュリー、当初「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」は気に入らず」 2011.1.15 barksという記事がある。
(2011年調べ)日本全国のラジオでのオンエアー順。
1位「ボーン・トゥ・ラブ・ユー I wasborn to love you」(1985年)
2位「ボヘミアン・ラプソディBohemianRhapsody」(1975年)
3位「レディオ・ガ・ガ Radio GaGa」(1984年)
4位「伝説のチャンピオン We Arethe Champions」(1977年)
5位「愛という名の欲望 CrazyLittle Thing Called Love」(1979年)
6位「マイ・ベスト・フレンドYou'reMy Best Friend」(1975年)
7位「愛にすべてを Somebody ToLove」(1976年)
8位「輝ける7つの海 Seven Seas of Rhye」(1974年)
9位「地獄へ道づれ Another OneBites the Dust」(1980年)
「伝説のチャンピオン」は「ウィー・ウィル・ロック・ユー」付きでかけてくれているのだろうか、とか、あれ「キラー・クイーンKiller Queen」は・・・・・・・・。
日本では、「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」が「ウイー・ウィル・ロック・ユー」や「伝説のチャンピオン」、「ボヘミアン・ラプソディ」などと並ぶクイーンの代表曲的存在とされるようになっている。
「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」は、フレディ・マーキュリーが1985年に発売したソロアルバム「Mr.バッド・ガイ」に収録され、シングルカットもされた。
クイーンのメンバーが1995年に発表したアルバム「メイド・イン・ヘヴン」で、アレンジを大幅に変更したバージョンが収録された。いずれも、英米ではチャート的にはヒットしていない。
日本では1980年代にノエビアのCMでフレディのソロ音源が使用された。クイーンのバージョンは、1996年以後、キリン一番搾り生ビール、アサヒスーパードライ、カップヌードルのCM、さらに2004年の木村拓哉主演のTVドラマ「プライド」のテーマ曲としてが使用されて人気曲として定着した。
「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」が最高の名曲だという日本人の選択・趣味趣向は正しい。私もそう思う。これは世界に誇っていいことだ。
本国イギリスでは「ボヘミアン・ラプソディ」がポップス全曲の中で1位とされている。これは、イギリス人の趣味趣向のなせるわざ。クラシック、オペラなどが好きな国民性が表れているだけ。
ロック・ポップ的には「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」のほうがストレートな楽曲。
「キラー・クイーン」(1974年)のころから、ラジオで聴いている。「ボヘミアン・ラプソディ」(1975年)もリアルタイムで聴いた。しかし、ブライアン・メイのギターはいいとしても、「ガリレオ」あたりの部分がテンポがおかしくなっているし、微妙な曲でとどまった。
1970年代後半はイギリスや日本でも一番人気があるバンドだったように覚えている。しかし、1970年代までの私はビートルズの声望を犯すようなバンドはかたくなに嫌っていたので、サイモンとガーファンクル、レッド・ツェッペリン、カーペンターズなどと同じくラジオで流れてくる曲を聴いていただけである。
1978年の「バイシクル」を聴いて、何だ、このふざけた曲はと思ったことは覚えている。
80年代になると、クイーンの名が出なくなり、「RadioGa Ga」が 1984年に久し振りにヒットし、ベストヒットUSAでも頻繁に登場するようになった。そのときあたりから、フレディ・マーキュリーが上半身裸とか女装姿になったり、気持ち悪くなっていった。
で、1991年にエイズで死亡である。ニュースでは大きく扱われた。
1990年代後半あたりからだろうか、「We Arethe Champions」や「We Will Rock You」がスポーツイベントで使われるようになったのは。これはこれで、ふさわしい名曲というべきだろう。
フレディ・マーキュリーは、タンザニア・ザンジバル島で生まれた。両親はペルシャ(イラン)系インド人であるパールシーで、ゾロアスター教徒、混血していないアーリア人である。
タタ財閥や指揮者のズービン・メータもパールシーである。
クイーンが影響を受けたのは、 the Beatles, the Kinks,Cream, Led Zeppelin, Pink Floyd, the Who, Black Sabbath, Slade, Deep Purple,David Bowie, Genesis and Yes,Jimi Hendrixで、フレディ・マーキュリーは、ゴスペル歌手の Aretha Franklinにも影響を受けた。
1970年代前半のクイーンはLedZeppelinと Yesを組み合わせたサウンドであった。
なぜかTHE ROLLING STONESは入っていない。ハードロックからブルース音楽の要素を取り去ったバンドで、その後のヘビメタに影響を与えたとされる。
全般的にいって、クラシックやオペラへの指向性、こねくりまわす編曲、大仰なアクションなどの点が好きではない。