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ロックの名盤 ジミ・ヘンドリックス 「The Essential Jimi Hendrix エッセンシャル・ジミ・ヘンドリックス」

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ジミ・ヘンドリックス Jimi Hendrix19421127日~1970918日)は、クリームとともにロックを革新し、現代ハードロックへ導いたギタリスト。196612月に「Hey Joe」でUKデビュー。
 
私が1977年頃購入した2枚組ベスト盤「The Essential Jimi Hendrix エッセンシャル・ジミ・ヘンドリックス」はイギリスと日本では1977年、アメリカでは1978年に発売されたようである。日本文ライナーノートの日付は19775月になっている。
 
収録曲は

A-1."Are You Experienced?" - 4:07(Are You Experienced?, 1967)

A-2."Third Stone from the Sun" -6:37 (Are You Experienced?)

A-3."Purple Haze" - 2:47 (Are YouExperienced?)

A-4."Little Wing" - 2:24 (Axis:Bold as Love, 1967)

A-5."If 6 Was 9" - 5:32 (Axis:Bold As Love)

B-1."Bold as Love" - 4:08 (Axis:Bold As Love)

B-2."Little Miss Lover" - 2:20(Axis: Bold As Love)

B-3."Castles Made of Sand" - 2:45(Axis: Bold As Love)

B-4."Gypsy Eyes" - 3:39 (ElectricLadyland, 1968)

B-5."Burning of the MidnightLamp" - 3:35 (Electric Ladyland)

B-6."Voodoo Chile (SlightReturn)" - 5:08 (Electric Ladyland)

C-1Have You Ever Been (To ElectricLadyland)" - 2:11 (Electric Ladyland)

C-2."Still Raining, StillDreaming" - 4:22 (Electric Ladyland)

C-3."House Burning Down" - 4:33(Electric Ladyland)

C-4."All Along the Watchtower" -4:00 (Electric Ladyland)

C-5."Room Full of Mirrors" - 3:16(Rainbow Bridge, 1971)

C-6."Izabella" - 2:51 (WarHeroes, 1972)

D-1."Freedom" - 3:24 (The Cry ofLove, 1971)

D-2."Dolly Dagger" - 4:43(Rainbow Bridge)

D-3."Stepping Stone" - 4:11 (WarHeroes)

D-4."Drifting" - 3:46 (The Cry ofLove)

D-5."Ezy Ryder" - 4:09 (The Cryof Love)

 

22曲を聞き比べて、A評価とした曲は「HOUSEBURNINNGU DOWN」「ALL ALONNG THE WATCHTOWER」「ROOM FULL OF MIRRORS」「DOLLY DAGGER」「EZY RYDER」「PURPLE HAZE」「LITTLE WING」「CASTLES MADE OF SAND」。

ベスト盤だが、「フォクシー・レイディー」は入っていない。
 
ディスコグラフィーにシングルの日本での発売年月が記載されている。

The Wind Cries Mary" / "HighwayChile" 196711月。

Purple Haze" / "51stAnniversary"    19682月。

Burning of the Midnight Lamp" /"The Stars That Play with Laughing Sam's Dice 19686月。

Foxy Lady"/Spanish Castle Magic         19688月。

All Along the Watchtower"/ Can You SeeMe  19691月。

Crosstown Traffic" / "GypsyEyes"  19695月。

Changes  / Message To Love         197011月。
 
日本での初シングル「The Wind Cries Mary」は聴いたことがない。
代表曲の「Purple Haze紫のけむり」が日本での実質的な初シングルで、日本のラジオ番組に登場したのは、19682月以降ということになる。
初めて聴いて、変わったギターサウンドに衝撃を受けた。出だしのギターフレーズから緊迫感があふれている。ボーカルやギターソロも迫力があった。クリームの「White Room」が日本で紹介されたのが1968年暮ごろとすれば、「Purple Haze」か半年以上早い。

サイケデリック・サウンドの雄ジェファーソン・エアプレインの「Somebody toLove」は19676月頃日本発売。ロンドンとサンフランシスコで新しいロックが誕生した時代。

ジミ・ヘンドリックスとクリームがブルースロックの創始者で、両者のいいとこどりをしたレッド・ツェッペリンがのちにロックの主流となるハードロックの創始者となった。
 
19709月に急死。その後数年間は日本の音楽雑誌にも回想記事がよく掲載された。エリック・クラプトンの回想では、ジミヘンのライブステージをクラプトンはたびたび聴きにいって、そのアイデアをクラプトンが自身のライブで真似させてもらったと語っていて、私はジミヘンがクラプトンの師匠だったのかと感慨に耽った。
 
ジミヘンは自分のヒット曲をせがまれるのが好きではなく、お馴染みのフレーズをわざとおざなりに弾いたという。ライブの出来にはばらつきがあるので、シングル盤のほうが良い場合がある。
 映画「ウッドストック」は封切で見たが、「星条旗よ永遠になれ」は興ざめだった。ギターを歯で弾いたり、燃やしたりするのも、ギミック過ぎて彼の真価からは遠い。
 
ジミヘンの真価が現れている曲が「オール・アロング・ザ・ウオッチタワー」だ。ワイルドなボーカルやギター。間奏のリズムの切り方、終盤の嵐を思わせるギターの泣きなど劇的な表現が優れている。唯一の欠点はジミヘンの作詞作曲ではなくボブ・ディランの曲ということだけ。ディランも認めるほどのカバー曲という評価は本物だ。最近デイランの原曲もyou tubeで聞いたが、別の曲に聞こえる。ニール・ヤングの「ウオッチタワー」カバーも味があるが、ジミヘンにはかなわない。なお、曲の前半の歌詞はディランとは少し異なっている。
 
ネットで見ていたら、代表曲が「ブードゥー・チャイル」という説があった。70年代には雑誌でよく書かかれていたが、これは駄曲に近い。
Hey Joe」も評価が高いが、一度もいいと思ったことがない。
記憶では、「Purple Haze」の次のシングルは「フォクシー・レイディー」で、この曲もよかったので一発屋ではないなと確信した。ただ、youtubeで聴いてみると、記憶ほど大した曲ではなかった。
 
父の後妻が日系2世で、ジミは日本に興味を持っていた。アトランタの映像では振袖を着ている。
 
Youtubeでは著作権の関係でまともな動画を捜すのが困難。
 
2013/10/13投稿を改編。

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