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続 BTS問題への解説ニュース

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「原爆Tシャツ」「ナチス帽」で苦境のBTS 全米1位の裏にある“異常”な実態

11/15() 7:30配信ITmedia ビジネスオンライン yahhoニュース
 
あらためてこのBTSというグループの実態について調べてみると、なかなか興味深いことが見えてきた。そもそも英語の歌を歌っていなかったBTSが「全米ヒットチャート1位」になった背景には何があるのか。英語圏での本当の評価はどんなものなのか。そしてそうした背景から、今回の騒動はどこに行くのかを探ってみたい。
 
16年には米フォーブス誌の「ここ30日で最もリツイートされたアーティスト」という世界的なランキングで、なぜか突然、米大物歌手のカニエ・ウェストやジャスティン・ビーバーなどを押しのけて、BTSがトップになるという現象が起きている。
 
この話で思い出すのは、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」だ。これには随分前から読者がネットで投票できるシステムがあったのだが、なぜか06年から、世界的に知られているとは言い難い韓国人アーティストが何年も続けてトップになるという現象が起きて話題になっていた。おそらくファンが、ネットを使ってどんどん投票を行ったのだろうとの声もあった。
 
韓国系の人たちは、この手の人海戦術は以前から得意だったようだが、それは最近も変わらない。18年版でも同誌のオンライン人気投票は、BTSがダントツの1位になっている。しかも同じランキングの2位は韓国の文在寅大統領。Webサイト内には、米ドナルド・トランプ大統領、カナダのジャスティン・トルドー首相など、そうそうたる顔が並んで掲載されているが、その中で堂々のワンツーフィニッシュはちょっと異様である。冷静に見れば、熱心な支持者がかなり力を入れて投票をしていると考えるのが自然だろう。
 
アーミーは、ネットなどどこかに投票できるチャンスがあれば飛びつき、ソーシャルメディアなどでもBTSを推すことに余念がなかった。ネット投票で決まるビルボード音楽賞のトップ・ソーシャル・アーティストというランキングでは、17年と18年にジャスティン・ビーバーをおさえてトップになったのがBTSだった。世界で最も人気があるというのは、申し訳ないがちょっと違うと多くの人が思ったはずだ。
 
実は、BTS1025日に初めて英語の曲を米国で発売した。だが残念ながら売り上げはパッとせず、全米シングルチャート「ビルボード100」ランキングでは、現時点で最高89位にとどまっている。どうもBTSK-POPが米国で旋風を巻き起こしているというのは言い過ぎのように感じる。
 
もっと言えば、アーティストとしての評判は米英の評価を見ている限り芳しくないようだ。英ガーディアン紙の評価は「あまりにありふれた作品」と特に辛辣で、「曲を聞いたすぐ後でも何も記憶に残らない。右から入った音楽がそのまま左の耳から出ていってしまい、何の印象もない」と書き、「ソーシャルメディアのファンの力による口コミをここまでうまく生かしたものはなかった」と皮肉っている。
 
原爆とナチスについては、認識不足では許されない話だろう。人類史に残る大量殺人である原爆投下や、ユダヤ人に対する大虐殺を行ったナチスについて、軽率に扱うのはあまりにもひどい。
 
もちろん、「若気の至りで事の重大性に考えが至らなかった」、また「軽いノリだった」と理解したい人たちがいるのも分かる。ただそれなら、その事実を認めて潔くきっちりと謝罪でもすれば、日本人やユダヤ系団体の受け取り方も多少は違ったかもしれない。特に、日韓の歴史問題などで「どれだけ謝罪をすればいいのか」と苛立っている日本人は多いだけに、逆に潔く謝罪をすれば、普段は憤っているそんな日本人も寛大さを見せるはずだ。繰り返し蒸し返して謝罪を要求したりはしないだろう。
 
ただ残念ながら、反日教育を行ってきた韓国には、日本に謝罪をさせない空気がある。それがこの問題を複雑にしている。米ニューヨーク・タイムズ紙は「彼らは(番組出演がキャンセルになったことについて)ファンには謝罪したが、Tシャツについては触れていない」と書いていたが、おそらくBTSにとって、韓国の世論を見れば謝罪という選択はできないのだろう。

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