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Channel: いちご畑よ永遠に
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ロックの名バンド ポコ 「C'mon 」「Keep On Tryin' 」「Rose Of Cimarron」「 Call It Love」 

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ポコPocoはウエストコーストロックを代表するバンドで、1968年に結成されたカントリー・ロックバンド。
このバンドは後の多くのカントリーロック・バンドに多大な影響を与えた。陽気で軽快なメロディー、乾いたギターサウンド、高音で歯切れの良いハーモニーがロックの一つの到達点を表していた。
 
1968年にバッファロー・スプリングフィールドが解散したとき、メンバーのリッチー・フューレイ(ギター・ボーカル)が、最後のアルバムに関与したジム・メッシーナ(ギター・ボーカル)とラスティー・ヤング(ペダルスティール・ギター)の3人でバンドを結成することになり、ランディ・マイズナー(ベース)とジョージ・グランサム(ドラム)を加えてPoco(ポコ)をロサンゼルスで結成した。
 
1969年、初アルバム「Pickin' Upthe Pieces 」を発表。カントリーロックのパイオニア的存在となる。しかし、ランディ・マイズナーはデビュー・アルバムのリリース前に脱退したのち、1971年のイーグルス結成に参加した。
ランディのような高音パートを必要と考えたポコは、19699月に後任として元Gladのティモシー・B・シュミット(ベース・ボーカル)を迎えた。
1970年、2枚目のアルバム「Poco」発売。リッチー・フューレイのバンド運営専制化に嫌気がさしたメッシーナが脱退し、後にロギンス&メッシーナを結成することになる。後任としてポール・コットンが加入した。
 
19711月ライブアルバム「 Deliverin'」発売。26位。リッチー・フューレイ作のC’mon」が69位。
Deliverin'1970年9月のニューヨークとボストンでのライブを収録。エナジックなロックサウンドと叙情的なカントリーミュージックをブレンドした。初期のポコのアルバムの中では最も売れたアルバムになった。
 
1973年にリッチーが、ヒットを期待して作った「AGood Feelin' To Know」をシングルカットし、4枚目のスタジオアルバム『A Good Feelin' To Know』をリリースした。しかしこれが期待通りには売れず、結局次作の『Crazy Eyes』をリリースした後にリッチーは脱退して、サウザー・ヒルマン・フューレイ・バンドを結成することとなる。その後、バンドは残った4人で活動を続けることになる。
 
19758枚目のアルバム「Head Over Heels」発売。ティモシー・シュミット作の「KeepOn Tryin'」が50位とヒットした。
19769枚目の「Rose Of Cimarronシマロンの薔薇」を発売。
1977年にはティモシー・シュミットがイーグルスへの加入のために脱退した。
その後ラスティとポールは新しいメンバーを加えて活動を継続。
197813枚目のアルバム『Legend』を発売。このアルバムは14位になり、ポコ最大のヒットアルバムとなった。
1988年にラスティーが過去のメンバーに再結成を呼びかけ、1989年にバンド結成時のオリジナルメンバーで再結成を果たした。
1989919枚目のアルバムとなる『Legacy』がリリースされ、11月にはシングルカットされた「Call It Love」がBillboardチャートで8位になった。この曲は、バンドのメンバーで唯一一度も脱退することなくポコを守り続けたラスティーがボーカルを担当した。
 
ポコを創設したリッチー・フューレイ(1944年~)は、スティーヴン・スティルスらとともにニューヨークの有名なナイトクラブ Cafe Au Go Go の専属バンド Au Go GoSingers のメンバーとして活動。その後、スティルス、ニール・ヤングらとバッファロー・スプリングフィールドを結成した。フューレイの楽曲は「A Child's Claim to Fame 」(1967年)、「Kind Woman」(1968年)がある。 
1968年ポコを結成し、主導した。1974年にポコを脱退。J.D.サウザー、クリス・ヒルマンとともにサウザー・ヒルマン・フューレイ・バンドを結成。ファースト・アルバムはゴールド・ディスクを獲得し、シングル"Fallin' in Love" はトップ30まで上昇するヒットとなったが後が続かず、結局アルバム2枚を残し解散する。この頃、バンド仲間だったアル・パーキンスの勧めで熱心なクリスチャンとなる。
1980年以降、フューレイはコロラド州ブルームフィールドにあるカルバリー・チャペルで牧師として活動しながら、ソロ・アーティストとして、また時折ポコを再結成して演奏している。
 
主な楽曲。
 C'mon  (Richie Furay )1970
Keep On Tryin'  (Timothy B. Schmit)  1975年)。
Rose Of Cimarron シマロンの薔薇 (Rusty Young) 1976年)。
Call It Love  (Ron Gilbeau, Billy Crain, Jim Messina, Rick Lonow)1989年)
 
Rose Of Cimarron (シマロンの薔薇)とは、アメリカ大開拓時代末期の伝説的女性ローズ・ダンRose Dunn1878年~1955年)のあだ名である。1893年にギャングと出会い、恋仲となって彼の逃走を手伝ったという事件で有名となった。シマロンは、スペイン植民地時代初期には野生化した牛や馬を意味したが,16世紀後半からは黒人逃亡奴隷を指すようになった。
 
ポコの楽曲がラジオから流れることはまずない。ポコに注目したのは、1970年代末ごろで、「ニューミュージックマガジン」のロックの名盤ベスト50に「シマロンの薔薇」が入っていたことだ。その名前にそそられて記憶した。その頃のある日、レコード店を覗くと輸入盤の特売コーナーがあり、「 Deliverin'」を見つけたので購入して、そのサウンドに驚嘆した。
1989年の「Call  It Love」はベストヒットUSAでよく放送されたが、パ-ソネルがよく理解できなかった。
Youtube時代になり全貌が明らかになった。

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