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Channel: いちご畑よ永遠に
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マーシャル・タッカー・バンドの名曲 その6 「Fly Like an Eagle」「Heard It in a Love Song」など

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マーシャル・タッカー・バンドThe Marshall Tucker Bandは、サウスカロライナ州スパータンバーグで1972年に結成されたサザン・ロックバンド。ロックを基本に、カントリー、ブルース、RB、ジャズなどアメリカンミュージックのすべての要素を取り込んだサウンドである。
オリジナルメンバーは、リードギターでほとんどの曲の作詞作曲をしたトイ・コールドウェル、ベースで弟のトミー・コールドウェル、リズムギターで曲も書いたジョージ・マッコークル、フルート・サックスでこのバンドの味付けをしたジェリー・ユーバンクス、ドラムでジャズ畑のポール・リドル、ボーカルのダグ・グレイ。
ゆったりしたカントリーフレイバーあふれる大陸的な曲もあれば、タイトなリズムにあふれるハードなギターソロもある、ジャムセッションみたいな曲もあるという幅広いサウンドだ。ダグ・グレイの深みのある伸びやかな歌声はほかのバンドにはない印象を与えている。ユーバンクスのフルート・サックスもいい味付けになっている。
 
19771月のアルバム「Carolina Dreams キャロライナの夢」(ビルボード23位)から5曲。 
日本語スリーブ、「よりスケールの大きい独自のサウンドで快調。南キャロライナのスパータンバーグからやってきた6人の快男児は、今やアメリカン・ロックの真髄を爽快に演奏する大物グループになった。サザン・カントリー、ジャズ、ロック、リズム&ブルースを様々な形でミックスしたマーシャル・タッカー・バンドの傑作」。
 
唯一のプラチナアルバムに認定された名盤。シングルカットされた「Heard It Ina Love Song」はビルボード14位とMTBの曲では最大のヒット曲となった。
10772月付け、北中正和氏のライナーノート。
オールマン・ブラザーズ・バンドの停滞・解散という出来事があり、キャプリコーンレコードはスランプに陥った。しかし、1976年の大統領選挙で南部出身のジミー・カーターをバックアップするため、キャプリコーンは傘下のミュージシャンを動員した。カーターが大統領に就任した19771月には、オールマンのメンバーが作ったシー・レヴェルやマーシャル・タッカー・バンド、チャーリー・ダニエルズ・バンドらがワシントン・D.C.に集まり、集中的なコンサートを行って話題を呼んだ。D.C.Armonyでのマーシャル・タッカー・バンド、チャーリー・ダニエルズ・バンドのコンサートでは、深夜にカーター大統領がステージから6000人の聴衆に挨拶を送り、トイ・コールドウェルの5歳になる娘を抱いてカメラマンにポーズをとるという一幕も見られた。

トイとトミーのコールドウェル兄弟は、子供のころから父親がやっていたカントリー・ダンス・バンドの音楽を聴いて育ち、自分たちもギター・デュオとしてハンク・ウィリアムズの曲を演奏するようになっていた。ハイスクール時代には早くもプロになることを決心、ローリング・ストーンズやビートルズの曲を演奏しながらクラブ回りを始めた。
 
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トイ・コールドウェルの長女キャサディとジャスティン・マッコークル。
 
1978年ごろ「Together Forever 」に続けて購入。広大なアメリカ大陸を馬や車に乗って、ゆったりしたり疾走したりするような感覚に浸った。カセットに落してドライブするときによく聴いた。
前作の1976年のアルバム「Long Hard Ride」は購入しなかった。セールスとしてはゴールドにならなかった失敗作だった。カントリー色が余りにも濃いとロックファンには感じられたか、ロックすぎてカントリー愛好層にも嫌われたのか、中途半端に受け取られたのだろう。
Youtubeで全曲聴いてみると、表題曲には、ニッティー・グリッティー・ダート・バンドのジョン・マッキューエンがゲストでバンジョーを演奏しているのだが、曲そのものに魅力がない。それ以外の曲は普通の出来栄えだと思う。
 
Fly Like an Eagle」。作詞作曲トイ・コールドウェル。
女にふられた男が、彼女のことを忘れるために、やけになってリバーボートに乗ってニューオーリンズへ向かうという話。フルートの音色が鷲のように空を舞っている。
 
Heard It in a Love Song」。作詞作曲トイ・コールドウェル。
「俺は一か所には落ち着いていられないたちの男だ。夜明けにはいっちまうぜ。お前のことが好きだけど、それはじっと俺の心の奥底にしまっておくんだ。」という男の気持ちがテーマになっている。
 
I Should Have Never Started Lovin' You」。作詞作曲トイ・コールドウェル、ダグ・グレイ、ジョージ・マッコークル。
恋をするんじゃなかったと嘆く男のバラード。
 
Life in a Song」。作詞作曲、ジェリー・ユーバンクス、ジョージ・マッコークル。
武骨な男の純情な気持ちを歌う。元オールマンのチャック・リーヴェルがピアノでゲスト演奏
 
Desert Skies」作詞作曲トイ・コールドウェル。
西部劇のテーマソングによくあるカウボーイ・ソング調の歌。チャーリー・ダニエルズがフィドルでゲスト演奏。サックス、フィドル、トイのギターは古いジャズを聴いている雰囲気にさせる。

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