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Channel: いちご畑よ永遠に
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ジャズの名盤 ソニー・ロリンズ  「サキソフォン・コロッサス(Saxophone Colossus)」

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ソニー・ロリンズSonny Rollins1930年~)は、アメリカのジャズ・サックス奏者。ハード・バップ。
ジャズの名盤というと、マイルス・デイビスの「カインド・オブ・ブルー」とソニー・ロリンズの「サキソフォン・コロッサス」はトップに必ず入るベタな定番。私も1970年代後期に購入した。
両方とも、分かりやすく、明解なジャズ。「カインド・オブ・ブルー」はクールで暗いが、「サキソフォン・コロッサス」は明るく陽気な雰囲気がある。
 
アルバム「サキソフォン・コロッサス(Saxophone Colossus)」は、ジャズ・サックス奏者ソニー・ロリンズが、1956年にプレスティッジ・レコードから発表したアルバム。発売直後から英米のメディアで絶賛され、ロリンズの名を一躍広めた。現在もロリンズの代表作に挙げられる。
 
「セント・トーマス」は、カリプソに影響を受けた明るい曲で、タイトルの由来は米国領ヴァージン諸島セント・トーマス島。ロリンズの母方が米国領ヴァージン諸島出身ということもあって、ロリンズも幼い頃からカリプソに親しんできたという。その後長きに渡って、コンサートの重要なレパートリーとなり、2005年に行われた最後の日本公演でも演奏された。
一般的にはロリンズの作曲作品とされているが、旋律はイングランドの伝承歌曲「TheLincolnshire Poacher」に基づいている。民間で伝承されるあいだに、ヴァージン諸島では子守唄に変容し、これをロリンズの母親が、子供だったロリンズに歌って聞かせた。こうした経緯から、この曲には明瞭なカリブ音楽の躍動感が盛り込まれている。
 
パーソネル
ソニー・ロリンズ - テナー・サックス
トミー・フラナガン - ピアノ
ダグ・ワトキンス - ベース
マックス・ローチ - ドラム
録音       1956622
 
「セント・トーマス - St. Thomas」(Sonny Rollins
ロリンズ以外のソロが長すぎるのが欠点。

「ストロード・ロード - Strode Rode」(S. Rollins
軽快。

「モリタート– Moritat」(Brecht, Weill) 
ローチのドラムはジャズの基本である「チャカブン」が明瞭。
 
イメージ 1
2005年の公演を鑑賞した。人間国宝、伝説の巨人が見られる最後のチャンスだと思った。席はバックステージ上方約50mだったので、ロリンズが体を揺らしながら吹いている様子が良く分かった。音量も豊かで、「セント・トーマス」を聴けたのは至福の体験だった。

youtubeで大橋巨泉やタモリのジャズ講座を見ると結構おもしろい。

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