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グレン・キャンベルの名曲 「ウィチタ・ラインマン」「ジェントル・オン・マイ・マインド」

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1960年代後半から1970年代にかけ、カントリー・ポップというジャンルでは、グレン・キャンベル、ジョン・デンバー、オリビア・ニュートン・ジョンらたちが名曲を送り出していた。
 
グレン・キャンベルGlen Campbell 1936年~2017年)は、アーカンソー州出身で、歌手、ギター奏者、テレビ司会者、俳優として活躍した。
ヒット曲には「ジェントル・オン・マイ・マインド(Gentle on My Mind)」(1967年、68)、「恋はフェニックス(By the Time I Get to Phoenix)」(1967年)、「ウィチタ・ラインマン(Wichita Lineman)」(1968)、「ガルベストン(Galveston)」(1969)、「ラインストーン・カウボーイ(RhinestoneCowboy)」(1975)、「サザン・ナイツ(Southern Nights)」(1975)などがある。
 
グレン・キャンベルは子供のころからギターを学び、1960年にロサンゼルスに移り、レッキング・クルーとよばれたスタジオ・ミュージシャンの一員として高い評価を受けた。ディーン・マーティン、ナット・キング・コール、モンキーズ、ナンシー・シナトラ、マール・ハガード、エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラ、フィル・スペクターらとレコーディングを行なった。 1964年から1965年にかけ、キャンベルはブライアン・ウィルソンの代役としてザ・ビーチ・ボーイズのツアー公演に参加し、彼らのアルバム『ペット・サウンズ』などのレコーディングにギター奏者として参加した。
その間、1961年からソロ活動を始め、レコードを出したがヒットには至らなかった。
1967年、プロデューサーのアル・ド・ロリーとチームを組むと、「ジェントル・オン・マイ・マインド」がヒットし、1967年の「恋はフェニックス」、1968年の「ウィチタ・ラインマン」が大ヒットした。
1968年から80年代始めまで多くのテレビ番組の司会をつとめ、人気を得た。
1975年の「ラインストーン・カウボーイ」はキャンベルにとって最大のヒットとなった。
 
「ジェントル・オン・マイ・マインドGentle on My Mind」。
ジョン・ハートフォードが作詞作曲し1967年に発表した楽曲。グレン・キャンベルのカバー・バージョンで知られる。ハートフォードが語るところによれば、映画『ドクトル・ジバゴ』を見たあとでインスピレーションがわき30分で書き上げられたという。キャンベルのバージョンはビルボードのカントリー・チャートで30位を記録し、彼にとって最初のヒット作品となった。翌19687月に再発売されるとより大きな成功を収め、ビルボード・Hot 10039位を記録した。
タミー・ワイネット(1968年)、R.E.M.2007年)、ザ・バンド・ペリー(2014)など多くのカバーがある。
 
「ウィチタ・ラインマンWichita Lineman」(1968年)。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング5002010年版)では195位にランクされている
作詞作曲はジミー・ウェッブ。オクラホマ州のウォシタ郡をドライブ中にウェッブは歌詞のインスピレーションを受けた。ただし「ウォシタ」は歌にそぐわないと判断され、カンザス州の都市のウィチタに地名が変えられた。
演奏メンバーはレッキング・クルーのメンバーが多く、ギターは、アル・ケイシー、ジェームズ・バートン、キャロル・ケイ、ベースはドン・ベイグリーで、ジム・ゴードン(ドラムズ)、アル・デ・ローリー(ピアノ)。ジミー・ウェッブがオーケストラ・アレンジを担当。中間部のベースはグレン・キャンベル。
 
ウェッブは夕日のなか、車を運転中に道路横の電話線の支柱の列が続くなか、柱の上に人影を見つけた。それは、孤独を示す絵画のようであった。郡に雇われて電話線を保守する男は、電話を持って誰かと話しているように思えた。それは、どこにでも見かけるブルーカラーの姿であった。ウェッブは孤独のなかで働く労働者の気持ちを想像していた。
グレン・キャンベルはデモを聴いた時、ホームシックにかかっていたので泣いてしまったと語っている。
始めのヴァースはF長調で、次のヴァースはD短調であるところが実際にはD長調に転調し、独特の効果をあげてている。強く緊張させた弦を使ったバイオリンが電話線を通り過ぎる風の音を作り出している。モールス信号のような音はキーボードで出している。
 
この曲のカヴァーは多い。「ジェントル・オン・マイ・マインドのカヴァーは女性が多いのに比べて、この曲は男性アーティストに人気があるようだ。
最近のロックバンドでは、R.E.M. ストーン・テンプル・パイロッツ、ガンズ&ローゼズがカヴァーしている。
 
1968年か69年、日本でも比較的同時期に「ウィチタ・ラインマン」はヒットし、ラジオでよく流れた。グレン・キャンベルの深みのある低音が変わった曲調を歌いこなしている。やはり、キャンベルのバージョンが一番いい。孤独を感じながら働く男の哀愁を感じさせる出来栄えだ。
Rhinestone Cowboy」は、軽快な曲だが深みはない。ラインストーンとは模造ダイヤモンドのこと。

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