鷹の肩のせ。エルデニ・ゾー僧院入口。ハラホリン。
2014年7月7日(月)エルデニ・ゾー僧院を出て、僧院北東裏の亀石へ向かったときに、道路反対側の土産物街の外れに鷹がいることに気が付いた。車を停めて、様子を尋ねると、鷹を肩に乗せるアトラクションだという。鷹の肩のせ。エルデニ・ゾー僧院入口。2000
Tgの料金を支払うと、革の長手袋をはめさせられた。手首あたりに鷹の足が乗っかる。鷹も鳥の中では大型なので2~3㎏ほどの重量感があった。チンギス・ハーンか徳川家康になったような気分で面白かった。
僧院北東裏の亀石へ向かう。
僧院北東裏の亀石・カラコルム遺跡方面入口。車は入れないので、徒歩で10分ほど歩くと、亀石に至る。
僧院北東裏の仏塔。隅部が装飾が特に豪華になっている。
亀石。亀趺という石碑の台石が残っている。
亀石付近。土産屋が机に商品を並べている。
モンゴル帝国の首都カラコルム遺跡。亀石の北100mほどに、発掘されている一画がある、カラコルムの中でも大規模な敷地を占めていた寺院の一画と思われる。
カラコルム遺跡。
カラコルム遺跡。亀石、エルデニゾー方面。
車で5分ほど南のハラホリン博物館へ向かう。
ハラホリン博物館。2011年に日本の
JICAの援助で開館した。カラコルムの推定復元模型。ハラホリン博物館。モンゴル帝国の首都カラコルムは、
1235年チンギスハーンの息子第2代ハーンオゴタイハーンによって建設された。カラコルムの推定復元模型の説明。手前下は寺院・宮殿地区でその右下にキルン(煉瓦窯)がある。上部右側が、職人居住区。その左上がモンゴル人が居住するゲル地区。
カラコルムの説明。ハラホリン博物館。
政治の中心はハーンのオルド(帳殿)にある。都市は商人や職人がそこからハーンの移動宮殿に出張してハーンに法師する補給基地であった。
モンゴル帝国第4代モンケ・ハーンの時代にカラコルムを訪れた、カトリックのルブルク修道士は次のように報告している。
「モンケはカラコルムに大きなオルドを持っているが、それは都城の城壁の近くにあり、煉瓦の壁で囲まれている。その中には大きな宮殿があって、モンケはそこで、年に2回、大宴会を開く。そのほか、そこには納屋のように細長い建物がたくさんあって、ハーンの食糧・財宝がしまわれている。」
「カラコルムには二つの市区がある。一つはイスラム教徒の地区で、そこには多くの市場が開かれていて、多くの商人がここへ集まる。他の一市区は、みな職人であるキタイ人(北中国から連れてこられた人々)の市区である。この二市区のほかに、宮廷の書記たちの大邸宅がある。この町は土の城壁で囲まれて、4つの門がある。東門では黍などの穀物、西門では羊と山羊、南門では牛と車、北門では馬が売られている。
カラコルム遺跡周辺の航空写真。中央やや下の方形区域がエルデニ・ゾー僧院。そのすぐ右上に亀石とカラコルム遺跡発掘地区がある。