タイハル岩。
2014年7月7日(月)。アルハンガイ県の県都ツェツェルレグから峠越えをして、樹林帯の坂道を下って草原帯を走り、本道から右へ逸れると、ツーリストキャンプが見えると、その先にタイハル岩が佇立していた。人気観光地らしく、家族連れの車が10数台ほど駐車していた。
タイハル岩。高さは約26m。BC
6000年頃から、シンボルや動物が刻まれている。文字もチベット文字、古モンゴル文字、契丹文字、ウイグル文字、満州文字、漢字、ルーン文字が刻まれ、年代的にも突厥時代からの歴史的人物が言及されている。タイハル岩。現在見られるものは、20世紀半ば以降の観光客の落書きが多い。岩の頂上付近まで落書きされているので、登って書いたということだろう。裏側に登り易いルートがあって、少し挑戦してみたが、ケガをするわけにいかないので、諦めた。
タイハル岩。仔馬(ロバかも)とヤクがチョイ乗り用に用意されている。
タイハル岩。仔馬でタイハル岩を一周した。2000
Tg。タイハル岩。ヤクに乗ったのは初めてだった。1000
Tg。16時30分頃となり、やや暗くなってきた。本日の見学はここまで。車はツェツェルレグへ戻り、さらにハラホリン方面へ進み、昼に休憩した県境の岩と川のそばの現住ゲルへと辿り着き、今夜の宿とすることになった。全て、運転手まかせである。
ゲル。何もやることがないので、伝統服を着せられた。羊毛製と思われ、大きい、厚みがあるので暖かい。
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ゲル。ストーブを焚くぐらいなので、温度は低い。朝の気温は13度だった。ベッドに運転手持参の寝袋を敷いて寝た。反対側のベッドには住人が寝る。
宿泊料は1万5千Tg(約830円)。運転手は車の中で車中泊。トイレは草原の窪地。夜間は犬が見張っているので、外に出るなと注意された。
食事。夕食は道路沿いのレストランで、野菜と羊肉の炒め物。上等な食事である。ここは幹線道路なので食堂があるが、ある方が珍しい。残念ながら、食堂にはトイレはない。街中の食堂にはトイレはあるが、ゲルで生活しているような地帯では食堂はない。あってもトイレは用意されていない。あっても、中国式厠。
現住ゲル。オートバイや乗用車が乗り物になっている。幹線道路に近いということもある。家族はおばあさんから幼児まで8人ほどだったか。
仔牛。子供たちが面倒を見ていた。
羊の群れ。これが、この家族のメインの家畜。
柵の中の羊たち。立っているのも座っているのもいる。子供たちが羊の群れを移動させていた。
オオカミはいるとのこと。
草原。道路の反対側にも川が流れていて、夕方は子供たちが近くで遊んでいた。
朝のゲル。衛星テレビはどの現住ゲル住民も持っていて、夜の1時間ほど家族で見ていた。
ゲルの食事。パンは購入したものをストックしているようだった。パンに付けて食べるのが、乳製品のウルムで、これが定番の朝食スタイルである。不味くはないが、それほど食べたいものではなかった。
運転手が、車に飲料水タンクを載せているので、歯磨き用や顔を洗うために使用した。住民が用意していることもある。
7月8日(火)。9時頃、ゲルを出てハラホリンへ向かった。
草原の中の御馳走。牛の胴体を鳥がついばんでいた。
ハラホリンとオルホン川。たしかに、この辺りは水が豊かで、遊牧民には生活しやすかったことが分かる。
ハラホリンのナーダム会場。音楽が聞こえて、馬が走っている様子が見えていた。町の西外れが会場となっていた。地方のナーダムの開催時期はウランバートルの中央ナーダムの前後に分散している。
ハラホリンとオルホン川。
ボーズ。肉餃子。12時頃、ハラホリンのレストランで。羊の肉なので、豚肉に慣れた舌には不味く感じる。8個で5500
Tg。エルデニ・ゾー僧院。僧院の西の道路を通り、北東方向のホショーツァイダム博物館へ向かった。