噴煙を上げる御嶽山。平成26年10月10日(金)。
岐阜県下呂市の寺田小屋山(1505m)に登った。歩行時間は、白草山登山口横の林道ゲートから往復で、上り1時間22分、下り1時間4分。
この山の魅力は「なんといっても秀麗な御嶽山を間近にする眺望」にある。周辺で御嶽山の眺望の良い山は日本200名山の小秀山、300名山の奥三界岳、夕森天然公園、南木曽岳、夕森山、白草山、下呂御前山などがあるが、いずれも18~10年ほど前には登っているので、先週の御前山に続き未踏峰を捜すと、寺田小屋山が浮上した。以前にも検討したが、「名古屋周辺・続山旅ガイド」には、御嶽山の展望台と紹介されているが、稜線上はササを掻き分けての道と書いてあったので、後回しにしてそれっきりになっていた。
地図はヤマケイ「名古屋周辺の山200」を使用。登山口はネット情報によると、林道に車乗り入れ禁止区間が追加されたため、白草山と共通となっている。
10月9日15時30分に名古屋市守山区の自宅を出て、41号線の道の駅「白川」で車中泊。10月10日7時過ぎに道の駅を出て、乗政温泉方面へ向かう。温泉を過ぎたあたりから、樹林で暗くなり、ライトを点けて坂道を登る。左折して幅広の道を進むと、黒谷林道入口に到着。左の寺田小屋山方面への林道はロープで閉鎖されているので、道路を戻って、路肩の臨時駐車場に駐車。この道路には他に5台停まっていたが、寺田小屋山の往復で誰とも出会わなかったので、白草山へ登っていたのだろう。白草山は人気がある。
登山口(取付点)。
8時47分に駐車帯を出て、8時51分に白草山登山口横の林道ゲート通過。舗装林道を歩いて「登山口まで1.7㎞」ポストの林道ゲートを9時5分通過、左右に案内板のある登山口(取付点)に9時30分に着き、未舗装林道から左の山腹に取り付いた。御嶽山展望地。登山口からは緩い上り坂が続く。10分して、何でもない岩盤で滑って、両手を着き、苔むした岩に注意する必要を再認識した。苔岩が続く区間を過ぎると、ササの枯葉が岩を隠す危ない区間があり、笹原を登り切って、10時1分頃稜線に到達。数分後に左にコンクリートブロックのある地点に着いて、振り返ると御嶽山山頂南西下部から噴煙を上げる姿が大きく見えた。帰路では雲がかかって隠れるということがあるので、念のために往路で御嶽山を撮影した。
帰路でこの地点に来たら、雲が山頂付近を続けて流れていく状態だったので、取りあえず撮影しておいて良かった。
乗政集落が左下に広がり、コンクリート土台のみが散乱する地点を登っていく。
寺田小屋山の山頂に10時13分到着。登山道の途中のような山頂には、二等三角点がある。展望はほとんどない。
10時17分に下山開始。
乗政集落。5分ほど撮影に要した。
御嶽山展望地のコンクリートブロック地点へ10時26分到着。スニッカーズを食べたりしながら、雲が取れないか待ったが、北から雲が続いているので、諦めた。
10時39分に出発。岩で滑らないよう慎重に足を置く地点を選ぶ区間を経て、11時9分登山口(取付点)に到着。未舗装林道を歩いて、11時30分に上のゲート通過、11時40分に下のゲート(登山口)に到着。11時43分に駐車帯へ帰着。
乗政キャンプ場で昼食にカレーを食べ、12時40分に自宅へ出発、15時10分に帰宅した。
白草山のように山頂から御嶽山を見られないので人気はないが、稜線上からは雄大な御嶽山を見ることが出来たので、満足した山行となった。