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モンゴル チンギス・ハン生誕地ダダル オノン川の人力フェリー チンギス・ハンの泉

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オノン川の渡し場を渡る人力フェリー。2014年7月14日(月)。チンギス・ハン生誕伝承地の一つモンゴル北東部ヘンティー県ビンデルを見学。村外れの給油所でガソリンを給油。13万8千TG。16時40分にビンデルを出発し、通常チンギス・ハン生誕地といわれるダダルへ向かうと、19時頃、突然前方に大きな川が見えた。車が3台ほど停車しているので、その後にUAZも停車した。事前には知らなかったが、オノン川の渡し場に着いたのだった。
 
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オノン川の渡し場を渡る人力フェリー。停車している車に乗っている家族たちが岸辺で川を眺めているので、私も見ると、車を乗せた筏が対岸に渡っているところだった。両岸に張られたロープを人力で引っ張り移動する方式なので、時間がかかる。筏は狭いので車は1台程度しか載せられない。
 
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人力フェリーの筏の上。鉄製のロープを引く。
オートバイの客もいる。
 
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人力フェリーの筏の上。運転手が引いている。昨日見たチンギス・ハン関連の番組でも東出昌大が引いていた。客の中で若くて力のありそうな奴が引かされる慣習でもあるのか。
筏に車を乗せてから対岸へ渡り終えるまで10分ほどかかった。料金は1万5千TG。
20時頃に渡し場からダダルへ向かう。オフロードは暗闇の丘陵地を走る。対向車や順行車を見つけると必ず情報交換をする。道標はめったにない。当然ナビもない。しかし、何とか、ダダルへの峠を越えることが出来、街中に入っていった。
21時30分、食堂兼売店の店に到着。遅い夕食をとる。40歳ぐらいの主人はブリヤート族だろうか、中学時代の同級生に似ていた。中学生ぐらいの娘二人もいた。
宿はその食堂一家の家だった。食堂から車で数分の距離にあった。久し振りに普通の住居で、布団で寝た。トイレは敷地内の小屋で、足の踏み板が渡してある形式。宿代は1万TG。
 
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ダダルの食堂兼売店。7月15日(火)。メインストリートに面した東端にあり、広場はバスの発着所のようであった。同じような店が広場を囲んで数軒ある。右側200mにチンギス・ハンの子供時代博物館がある。
ここで洋風の朝食をとっていると、若い女性二人連れも朝食にやってきた。一人はフランス人であった。壁にはヘンティ県の地方ナーダムのポスターが貼ってあり、1週間後に開催されるようだった。
 
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ダダルのメインストリート。食堂兼売店の前。プロトレックの高度計で測ると、標高1000mほどだった。オノン川は西から標高の低いバイカル湖へ東流しているということになる。心なしか暖かい。
9時頃、地元民のガイドに同行してもらい、チンギス・ハン関連史跡の見学に出かける。
メインストリートを出て北西に向かった。
 
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テムジンの遊び場。丘の上にあり、オボーとなっている。伝承なので、本当かどうか。
 
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私設博物館。テムジンの遊び場から小川を渡り、西の草原へ。食堂での打合せで、子供時代の博物館へ連れて行けと、言ったのだが、開いていないというので、その代わりに案内された。民家の敷地内にあり、宿泊ゲルも併設していた。
施設を案内した男性は、イギリスの中学校生徒の団体が来たときの、ノートを見せてくれた。帰りに5千TGほどを支払った。動物の剥製ばかり展示している建物を、まず見学した。
 
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オオカミの剥製。牙は迫力があった。
 
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毛皮。
 
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毛皮。貂(テン)もある。古代から北アジアでは毛皮交易が盛んだったことを思い出した。
 
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毛皮。うまいこと剥いでいる。足の爪がリアルだった。
 
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モンゴル騎兵の甲冑と鎖帷子。別棟に展示。
 
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モンゴル騎兵の弓矢。
毛皮が参考になった程度だった。東へ戻り、チンギス・ハンの泉へ向かう。
 
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シラカバ樹林帯の中を車は抜けていく。
 
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チンギス・ハンの泉。山の麓の窪地にあり、柵で囲まれている。駐車場と東屋があり、階段を下ると泉がある。チンギス・ハンも飲んだ水飲み場として伝えられている。
 
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チンギス・ハンの泉。モンゴル人の聖地であり、水汲みに来る人も多い。水は柵の真ん中あたりで湧いており、小川となって柵付近まで流れ、柵の外側に流水口が設けられている。
聖水なので、手ですくって舐めてみた。
 
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チンギス・ハンの泉。水の流れは続いており、灌木帯ができている。ガイドが灌木帯の中へ案内し、木の実があると教えてくれた。
 
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赤い木の実。グミみたいもので、食べると甘酸っぱい味がした。
次は、また西の草原に戻り、匈奴貴族の墓の見学に向かった。

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