ランバイエケ地方の遺跡分布図。シパン博物館。
2015年6月13日(土)。
左側中央にチクラヨ。その左上がランバイエケ。右上がフェレヒャフェ。
シパン遺跡は右側に3点点灯した赤ランプのうち中央下に示された地点。チクラヨとシパンの中間にある平地下にベンタロン神殿がある。
チクラヨからシパンに向かうバスの外には山並みが広がっていた。
シ
パン王墓下部の墓の層序。第15号墓の発見。 (拡大可)
1987年のシパン王墓発見以来発掘が続けられ、軍事貴族の墓・第15号墓は最下層の一つ上の第10層から発見された。モチェ文化早期に属する。
シパン王墓が最上部の第1層にあり、神官の墓がほぼ同位置。戦士=神官が第3層、第6層に「古い王」で、ここまでモチェ文化中期に相当する。
第15号墓は1998年から1999年にかけ存在が明らかになった。2009年に発掘作業が再開され、多くの土器とともに遺骸が発見された。10のるつぼの集まりが南西の角に並べられていた。
遺骸の周りや副葬品には金銅製の冠、服に縫い付けられた金属片、4個の鼻飾り、スポンディラス貝の胸飾りと腕輪、楯、先端が尖った棍棒、鈴の付いた帯、ミミズクの土器などが認められたので、被葬者は軍人貴族と推定された。
軍人貴族の想像図。
ミミズク型の瓶。ミミズクは夜の世界・死者の世界を象徴する鳥であり、魔術的、宗教的なモチェの死生観の到来を表している。
尖った棍棒、鈴。戦闘用具。
戦闘の図。
首飾りなど。副葬品。
頭飾り。副葬品。