ティティカカ湖。ボリビア・コパカバーナのホテル客室から。
2015年6月29日(月)。
港に近いオテル・パライソは朝食付き1泊900円余りだが、リゾート地のホテルとした充分なホテルだった。
7時頃に起きてゆっくり朝食を食べ、8時30分頃に始まるという太陽の島クルーズに乗ろうと港へ向かった。
インカ発祥伝説の土地である太陽の島には初代インカ皇帝マンコ・カパックが降臨したとされ、インカ時代は巡礼の地として崇められた。
コパカバーナの港。
8時頃に港に着いたが、様子がおかしい。観光客がいないのだ。乗船券売場で尋ねて、分かったのは、今の時刻が9時だということだった。
ペルーとボリビアは時差が1時間あるということに気が付いていなかった。
クルーズは午後の便しかない。日程として、明日はラパスで宿を予約している。午後のバスでラパスへ向かわねばならない。
コパカバーナ方向の南側から見た太陽の島。
コパカバーナの見学地は、太陽の島の北部、南部、東にある月の島の3か所ある。できれば全部網羅したい。乗船券売場で尋ねると、翌日8時30分のクルーズでは太陽の島南部、月の島を見学するが、太陽の島北部には寄らないという。
港の前の大通りを歩き、旅行代理店をいくつか尋ねてみた。1時間近く検討した末、午前中の時間がもったいないので、クルーズ船をチャーターして、太陽の島北部の遺跡を見学することにした。ただし、料金は高い。500Bs(約9000円)もするが、二度とここに来るわけではないので、仕方がない。
出航地はコパカバーナの北にある半島の太陽の島寄りにあるヤンプパタという港で、そこまでの車による送迎付きになる。送迎の車を待ち、町から30分近く走って小さい港に着いた。
12時過ぎに、ヤンプパタの港を出航した。
半島を右に眺め、奥に見える太陽の島へ向かう。
太陽の島へ近づく。
東(右)側に見える月の島。背後のレアル山群。
レアル山群はアルティプラノ高原の北東縁をなしており、その主部はティティカカ湖東方から南東方向へ走る250㎞の区間である。イヤンプー山、アンコウマ山、ワイナ・ポトシ山、イーマニー山など6000m級の高峰が並ぶ。この付近の雪線高度は5500~6000メートルであり、高峰の頂上部は氷河に覆われている。西南麓にボリビアの事実上の首都ラパスがある。
太陽の島。南部の観光地ユマニ付近。
翌日見学した。
月の島。
航跡を振り返る。左が半島、右が小島。
月の島からユマニへ向かうクルーズ船。
ユマニ方面。
ユマニ方面。
レアル山群。
ティティカカ湖の東に南北に連なるコルディエラ・レアル(帝王の山脈)は、ボリビアアンデスの中でも6千メートル峰が集中し登山者に人気がある。
太陽の島北部からのクルーズ船。
太陽の島北部。チャリャパンパを過ぎたあたり。
湾の桟橋に近づく。
湾の桟橋に近づく。
桟橋。
桟橋に到着。13時15分。
静かな入江にひっそりと停泊する船。
インカ帝国初代皇帝マンコ・カパックが降臨したとされる聖跡へ向かう。