2015年7月6日(月)。
本日はナスカ地上絵の見学。前日、リマ通りの代理店で「アエロ・パルカス」のフライトを予約した。同名で2社あるようで、それぞれ別の会社なので、ピックアップの車が違う。
料金は95ドル。ドル紙幣で支払った。他社ともそんなに違いはないと思われる。
8時に代理店前から送迎車に乗り、10分ほどでナスカ空港に着いた。
航空会社のカウンターに行くと、体重を測定された。30分余り待合室で待ったが、どうやら午前のフライトは中止らしいと分かった。
送迎車の職員と話をしたが、午前の時間がもったいないので、町に帰り、ミラドールとマリア・ライヘ博物館を自力で見学することにした。
フライトは13時に代理店前でピックアップと指定され、それまでの時間を有効利用した。
乗合バスは2社ほどあり、バスターミナルでは時刻指定されたが、途中のバス停では手を挙げれば停まってくれる。30分より短い間隔で運行しているので、フリークエンシー的には問題ない。
運賃もミラドールまで3ソレス、博物館まで2ソレス、博物館からナスカまで3ソレスと安い。
ナスカの町からイカ方面へパン・アメリカン・ハイウェイを20㎞ほど北上した地点にある。ミラドールはマリア・ライヘが建設した。
簡素な造り。同時に登れるのは10人まで。
ミラドールからは2つの地上絵が間近に見える。南側に見えるのが「手」である。
左側が胴体で、両手が右方向に伸びている。左手の指は5本だが、右手の指は4本しかない。何かをつかみとろうと空に向かって手を伸ばしている図形と解釈されている。
北側に位置している。上が根の部分で、下方向へ枝が何本にも分かれて伸びている。
ナスカの地上絵で動物を描いたものは多いが、植物は少ない。海草は燃やすと肥料になり、魚を運ぶときに、海草で包むと魚は干乾びない。肥沃や水分を喚起させる植物として土器のモチーフに描かれた。
図形の線上の石を取り除いて地面を露出させ、ラインを描いていることが良く分かる。
フライトの機上からでは、そこまでは分からない。
ミラドールを降りて、北にあるマリア・ライヘ博物館へ向かった。