2016年11月30日(水)。国立台湾史前文化博物館。台東市。
「台湾風俗と風景写真帖」から。常設展示の見学を終え、廊下で企画展として展示されていた戦前の台湾に関する書籍類数十点を一瞥した。
台湾においてアヘンの使用が広がっていたことを背景に、後藤新平は伊藤博文にアヘンの漸禁政策案を提出し、1897年に台湾阿片令が敷かれる。阿片令において、アヘン中毒者へのアヘン販売が許可された。1898年の台湾阿片令にて台湾におけるケシ栽培が禁止され、阿片の製造は台湾総督府の管理下において行なわれた。台湾総督府専売局によりアヘンは独占的に販売された。
台湾全島いたるところに水牛がいた。牧童たちと水牛の群れ。左端の水牛には少女が乗っている。
博物館の玄関を右に出ると、確かにバス停があった。16時25分頃に台東バスターミナル駅行きのバスに乗車。途中高校生が帰校のため10数人ほど乗り込み、市街地になると、17時前にバスターミナルに到着した。
当初の予定では17時5分に康楽駅から鉄道に乗り、台東駅から台東バスターミナルへ向かう予定だったので、かなり早く目的地に着くことができた。
現在の台東駅が開設されるまでの軽便鉄道の台東駅がこの場所にあった。現在は観光案内所になっており、翌朝の知本行きのバス時刻を尋ねたりした。
宿泊はここから東へ徒歩数分の金龍商務旅館をネットで払い済みにしていた。シングルで2401円。
受付の男性はフレンドリーな感じで、無料の自転車もあると言ってくれたが、翌朝は知本温泉へ行くので必要はない。
部屋に入った途端、地震があり、震度2程度の揺れを感じた。台湾は日本と同じ程度の地震国だ。
美食地図を片手に名物店へ向かったが閉店していたので、日本料理屋で食事をした。本日は観光夜市の定休日であった。
ホテルを出てすぐに雨が降り出し、スコールのような激しい雨が続き、熱帯に来たという感想を持った。
2016年12月1日(木)。本日の予定は、知本温泉へ入浴後、知本駅から鉄道に乗り枋寮駅へ、バスに乗り換え墾丁・鵝鑾鼻灯台。宿泊は墾丁のホテルを予約している。
バス乗り場は昔のホームに設けられているようで、乗り場の後ろには軽便鉄道時代の車両が展示されている。
7時30分頃にバスに乗り、知本温泉のバス停を通過し、8時過ぎに白玉瀑布で下車。
歩き方の地図を見て、どんな山の中かと心配していたら、全く違い、山へ入る手前の平地であった。
忠義堂公共浴地へ向かおうとするが、滝方向へ行ったりして迷いながら、バス停へ戻り、さらにバス道を戻ると、左の河原方面に見えてきた。
知本渓の河原の上に忠義堂公共浴地がある。道路から少し奥まっているので見つけにくい。
8時30分前だったので、閑散としていた。後方の公衆浴場棟があるので、見た目には温泉とは思えない。
正面に廟があり、左側に案内の女性がいた。左に浴室棟への入口があり、赤い寄付箱があるので、女性に見えるように100元を中に投入した。
右が廟の建物。左が個室の浴室棟。先ほどの女性がイスを2つ持って来てくれたので、イスを持って室内に入った。
イスの上に荷物や服を置いて、入浴の体勢に入る。浴槽は台湾の温泉の共通形式。栓を回して、温泉を入れる。無色透明の炭酸泉。至って普通の温泉。水着着用なしで済む。
9時過ぎに出る。
9時30分頃、台東バスターミナル行きのバスに乗車し、台湾鉄道知本駅へ向かう。
9時50分頃に到着。10時33分発彰化行き自強号、枋寮駅11時55分着の乗車券を購入。駅の売店で菓子を購入しながら、発車を待つ。
知本駅を10時33分に発車。山寄りの座席から知本温泉方向を見る。知本渓の河口。奥の山麓に知本温泉街が見える。
太平洋の風景。
太平洋の風景。
太平洋の風景。
太平洋の風景。
しばらくして、海から内陸を西に入り、西海岸の枋寮駅へ向かう。