世界遺産熊野古道。伊勢路。馬越峠の登り口。鷲下バス停。
2017年2月1日(水)。三重県紀北町の道の駅「海山」で起床。温暖な東紀州でも早朝は5度ほどと寒い。
本日はまず、世界遺産熊野古道伊勢路馬越峠へ。伊勢路では一番人気があると思う。馬越峠からは、展望の良い天狗倉山を登る人も多い。路線バスの便は少ないだろうと、調べてもいないので、駐車地点からのピストンとなる。登り口は伊勢から熊野という方向や、アクセスのしやすさから今回は全て伊勢側を選択した。
登り口近辺の駐車場情報は少ない。道の駅海山へ車を置いておく人は少ないだろうと、鷲下バス停をグーグルアースで見てみると、駐車車両があったので、バス停に駐車することにしていた。
鷲下バス停に9時頃に到着。7・8台は駐車できるスペースがあった。天狗倉山登山もあるので、登山モードの装備にした。ミニ熊鈴も付けた。9時過ぎに、男性がどこからか来て出発していった。バスかタクシーかは見ていない。
いろいろ準備して、9時51分に登り口から登り始めた。皇太子殿下行啓碑がある。
夜泣き地蔵。
整備された石畳の道を15分ほど登ると、ようやく顕著なランドマークの夜泣き地蔵が現れた。
マスクを着けて、ゆっくり登ったので、軽装の男性に簡単に抜かれてしまった。
夜泣き地蔵。
行き倒れ人の追悼ではなく、旅人の安全を願って置かれたが、いつのまにか子供の夜泣き封じ祈願の地蔵となった。今でも傍らには哺乳瓶が供えられている。
馬越一里塚の標識、林道を越え、九十九折りが過ぎると、馬越峠が見えた。
馬越峠。
10時36分到着。広い平場がある。桃乙の句碑もあるが、文字は判然としない。ミニ避難小屋を覗くと、ザックが二人分置いてあった。
10時40分、峠の海側にそびえる天狗倉山へ向かう。
天狗倉山への途中分岐点。
左右とも天狗倉山へ向かうが、左はおちょぼ岩へも向かう。少し考えて、右側の道をとる。巨岩群を通り抜け、最後の巨岩の手前を左へ戻り気味に登ると、山頂の巨岩が見えた。
天狗倉山頂上の巨岩へ登る鉄梯子。
左下は役行者堂。
天狗倉山。山頂。
11時3分着。巨岩中央の窪みに山名標がある。北の高い地点から、尾鷲市街。
天狗倉山。山頂からの風景。
北西方向。種まき権兵衛の里付近の銚子川流域と大台ヶ原山地の山並み。
天狗倉山。山頂からの風景。
尾鷲港方向。東の熊野灘方向への展望はない。
天狗倉山。山頂南西の岩からの展望。
尾鷲湾口の島が見える。
この岩は幅が狭く、数段の木段を登り、立つのがこわいので、西側へ数m尻餅をつきながら移動した。方位盤があり、熟年男性が昼食を食べていた。
天狗倉山。山頂南西の岩からの展望。
尾鷲港と尾鷲市街。
方位盤に寄りかかって撮影。帰る時には立ったまま歩いて移動した。
11時23分に南西の岩から下山開始。天狗倉山は人気があり、5人ほどとすれ違った。
11時40分馬越峠着。下る途中に、若いカップルや10数人のツアー団体と遭遇。
12時9分鷲毛バス停着。
このあと、尾鷲港の南岸にある熊野古道センター、夢古道の湯へ向かう。夢古道の湯ではスマホの画面を見せてタオルを貰った。
入浴後、隣接している熊野古道センターを見学。内容のある展示は少ないし、資料も少ない。
馬越峠の茶屋。復元模型。熊野古道センター。
馬越峠の茶屋と石畳道。熊野古道センター。
このあと、九木神社へ向かう。