2016年12月3日(土)。屏東県。三地門。台湾原住民族文化園区。
パイワン族やルカイ族は木彫の板を石造住居の天井下に掲げ、首長層としての権威の象徴として表す。祖霊を表す室内の大きな彫刻は先祖霊の記憶および崇拝の対象となる。
五年祭に使用される籐球。
五年祭(別名「竹竿祭」)はパイワン族にとって最も重要な祖先の霊を迎える祭典で、5年に一度開催される。
竹竿祭は前祭、刺球祭、送神儀式に分かれ、最後の竹竿祭が祭のクライマックスで、団結して敵を防ぎ、福を授かるという象徵的意義を持つ。祭師はそれぞれ違った意味を持つ藤球を空に投げ、青年が長さ約8mの竹竿で球を刺すが、最初に刺せた者には吉兆が訪れるとされる。刺球儀式が終われば、祖先の霊を送るため盛大な歌舞が披露され、祭典は終了する。