九份。
2016年12月7日(水)。
台北駅前、重慶南路一段のニューメイフラワーホテルに宿泊。ホテルの隣はセブンイレブンなので朝食を購入。前夜、南へ徒歩3分の角地にある人気の福州世祖胡椒餅店で胡椒餅を買い、路上でかぶりついたらと熱い肉汁が手に飛びちって火傷をしてしまった。胡椒餅そのものは美味い。
本日の深夜に帰国するので、一日たっぷり時間はある。故宮博物院を1991年以来久し振りに見ようかと思ったが、内容は分かっているので、九份、基隆、新北投温泉を見学することにした。
次回は順益台湾原住民博物館を訪問したい。
九份は映画「悲情城市」のロケ地となり、観光地化した。日本では1990年に公開されて評判となり、そのとき私も映画館で鑑賞して二二八事件を知ったわけだが、1991年の台湾旅行のときも、九份が人気化しかけていたのは知っていたが、故宮博物院の見学を主にしてしまったので、行ったことがない。通常の台湾旅行で九份へ行かないことは考えられないので、とりあえず行こうと考えを変えた。
荷物はそれほど重くなかったが、ホテルにデポさせてもらって、小さいサブザックで出かけた。傘をどうしようと思ったが、持たずに失敗した。11月26日に話をした関西の学生たちが、九份で土砂降りに会ったと言っていたのは頭の片隅にあったが、台北は曇りだったので傘は不要と判断した。
台北駅から列車に乗り、瑞芳駅で下車、バスに乗り換えて、九份へ向かった。山の斜面に九份の街が貼りついていた。
九份。旧道バス停付近。基山街入口。
九份バス停で降りず、一つ上の旧道バス停で降りて正解だった。9時50分頃だったが、人出は多い。欧米人の若い女性が台北行きのバス停を捜していた。
雨は小雨だったが、降っていたので、薄いジャンパーのフードを被ってやり過ごすことにした。
九份は海沿いの西側の山の斜面にあるので、雨が降りやすい地形という。
阿蘭草仔粿。草仔粿とは草餅のことで、まずこれを購入し、食べながら歩いた。
草仔粿の有名店は「阿蘭草仔粿」で、阿蘭草仔粿は1950年から続く老舗。
頼阿婆芋圓の芋圓(タロイモの団子)。
一番評判のいい有名店。店の横に1店分のイートインコーナーがあり、満員だった。
九份から海への風景。
階段を登り、小学校付近から見下ろした。
階段通り。
昨日、烏山頭ダムでみかけた日本の高校生らしき一団が歩いていた。
階段通り。
階段通り。
階段通り。
映画「悲情城市」のロケ地とされるが、実際は一本ずれた所で撮影したらしい。
旧道バス停へ帰る。
九份伝統魚丸湯。
「魚丸湯」は魚のすり身団子が入ったスープ。つフワフワかつプリプリした食感が楽しめる。
九份伝統魚丸湯。
11時過ぎに、基隆行きのバスに乗り、基隆の海門天険へ向かう。