駒山。登山口。愛知県豊田市旭地区。
登り1時間28分(コースタイム1時間45分)、下り57分(本堂跡から)。歩行合計2時間27分。所要時間2時間35分。
2017年6月3日(土)。
ヤマケイのHPによると、「分県登山ガイド愛知県の山」が、2017年6月23日に改訂新版が発行される予定。「佐久島富士」「くらがり渓谷」などの新顔もある。
山と渓谷社の新分県登山ガイド「愛知県の山」が2006年、2010年に出版された。旧版は1995年の発行で、翌年購入し、1996年の山歩き開始から夏山へのステップアップ用、冬の体力維持用として折にふれて登った。改訂のたびに、新しい山がいくつか追加される。
2010年版の中で、6山ほどの未踏の山をコピーして準備していた。本年5月は三重県の未踏峰を登る予定だったが、足のむくみが続いたので諦めた。
昨年書いたブログの「愛知百名山」にアクセスがたまにある。具体的な山名は書いていない。分県登山ガイドに追加された山を全部登ったわけではないからだ。そのため、梅雨入り前に少しでも登っておこうと考えていた。
6月2日(金)の夕方、天気予報を見ていると、土・日・月は快晴とのことだったので、急遽、山行に出かけることにして、コピーしておいた山の中から、「駒山」、「三国山」、「丸山」、「古町高山」、「出来山」を選んだ。
6月3日(土)、11時過ぎに名古屋市守山区の自宅を出て、12時45分頃に登山口周辺に到着。矢作川の上流にある奥矢作湖には来た記憶がない。中部電力の発電所関連施設が湖岸には多い。「相走橋」のたもとに登山口があるのだが、橋は見えないので、川が狭まった地点に来ると、右側に大駐車場があり、橋に通じる狭い脇道を確認して停車。
駐車場道路脇、山側電柱横に鉄塔22への黄色い標識と駒山登山口の表示があった。
登山口13時30分発。麓の墓の前を通過し、鉄塔22への標識に従い、左の山腹を登る。途中、右上へ登る枝道があるが、広い道をそのまま登る。
浅い沢は、かなり登った地点にあった。記事では麓近くのように書かれているので、印象が違った。
送電線鉄塔22。コースタイムでは20分だが、26分要した。登山体力の衰えを痛感した。とにかく、この鉄塔の下を通ることが、登山道を間違っていない証拠となるので安心した。この地点の下、倒木2本には巻道があった。
山腹と尾根道の分岐。下りのさい初心者は直行する間違いを犯し易いので、指導標が必要な場所。目印に、黄色の輪というのは初めて見た。
山腹と尾根道の分岐。同じような地点がもう一か所あった。山腹をジグザクに登る個所と尾根道を登る個所が混じる。
林道。右上に駒山らしき山体が見えてきて、山腹脇から左へ登ると、14時35分、ススキの多い林道末端広場に到着。山肌の崩壊個所を通過すると、林道の作業場跡らしき広場に到着。ここからは、小川に沿った林道歩きとなる。今までの山道とは全く違う楽園のような別世界が面白い。
駒山山頂へ通じる林道との出合。ここからは、舗装のある林道の歩きとなる。自動車で充分に入ってこられるほどの車道。
頂上台地に残る小馬(こま)寺跡。右の車道を緩く登ってくると、おそらく庫裡であったであろう宏大な建物が残存している。今にも倒壊しそう。
頂上台地に残る小馬(こま)寺跡。中央が本堂跡のようで、バラバラに倒壊している。右が庫裡、左は現役の休憩所。
山頂は左の裏手の道を回り込んだ地点にある。
山頂手前のブナ。裏手の道を回り込んで、かなり歩くと、右の高台に看板が見えたので、登ると、文化財のブナだった。樹高約21m、胸高囲約2.8mは豊田市内でも屈指の巨木らしい。
山頂と違ったので、山頂はどこかと思うと、横の高台にあった。
駒山。山頂。標高855m。
14時58分に到着。山名標が置いてあるだけ。時間も遅いので、すぐに下山する。眺望があるような反射板へは、かなりの下りと登り返しになりそうだったのでパス。
本堂跡へ戻って、写真を撮る。今でも、参拝に訪れる人がいるような雰囲気があった。
登山ガイドは周回ルートで石仏の道を下っているが、そのまま往路を下る。
本堂跡から15時8分に下山開始。
尾根道から山腹へ下る分岐に注意しながら下り、登山口に16時5分に帰着。
稲武の夏焼温泉岡田屋の日帰り温泉へ入浴。料金400円。
道の駅稲武で車中泊。翌日は「三国山」、「丸山」、「古町高山」。