明代長安城。南門(永寧門)。入口。西安。
2017年7月7日(金)。
青龍寺の見学を終え、明代長安城城壁のウォーキングへと向かった。
西安の城壁は、現在中国で完全に残っている城壁に中でも最大のものという。西安の城壁は、明の洪武年間(1370年~1378年)に、唐代の長安城をベースにレンガを積み重ねて築かれた。
城壁は一周13.79km、頂部幅12~14m、底部幅15~18m、高さ12m、頂部には12m毎に楼があり全部で98楼ある。
城壁の東西南北の城門には、内側に城楼、外側に箭楼(せんろう)の二つの楼が重なっている。
城楼、箭楼(せんろう)。西門の説明板。
箭楼(せんろう)は楼門の入口の上に建てられた防御設備である。敵を攻撃するため、前方、左右に窓が開けられて、火力を集中できるようになっている。
城壁の門には、「門三重、楼三重」といわれる3重の防御システムが備えらえていた。
永寧門(南門)から城内へは鐘楼へ通じる南大街が伸びている。
永寧門(南門)。城内への通路は防御のため狭い。
自動車通行のためには、近くの城門の一部が別途開口された。
城楼と箭楼(せんろう)の間の広場。日本の城でいえば、枡形または武者溜まり。
広場と箭楼。
城楼横の城壁。広場から城壁へ登ったあたり。
箭楼と城外の西安市街地。
城壁から西の方向を見下ろす。
城壁を西へ歩く。
城壁を西へ歩く。
城壁と南側市街地。
レンタサイクルがある。
城壁の頂部は外側が少し低くなっており僅かに傾斜が付けてある。
南側を見下ろす。緩衝帯と水濠で防御している。
途中の望楼。
電気自動車。
14人のツアー客のうち11人が電動車に乗り、3人が歩いた。
南西隅部に近付く。
南西隅部の城内側。
南西隅部。角楼が置かれていた。
城壁から突出した位置に建てられ、広大な視野を有した。戦時では、弓矢・鉄砲を発射するだけではなく、周囲の望楼の守備兵と連携して防御にあたる体制をとっていた。
角楼の跡地と説明コーナー。
角楼跡から城内方向。
南西隅部から南門方向。
西門へ歩く。城壁内側建物の屋根。
西門。(安定門)。箭楼。45分ほどで南門から到着。
西門。城楼方向。
広場と城壁。
次は玄奘三蔵ゆかりの慈恩寺・大雁塔へ向かった。