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Channel: いちご畑よ永遠に
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フランス ブルゴーニュ オータン リヨン 二つ星レストラン「ラ・メール・ブラジェ

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ガロ・ローマ期の城壁。ブルゴーニュ地方。オータン。2012年6月18日(月)。ビブラクテの見学を終え、14時にタクシーに乗り、16時17分のオータン駅からの乗車まで、市内見学を併せて依頼した。女性運転手で、この地域のほとんどの人と同じく英語は話せない。約1時間30分乗車して75€支払った。
オータンAutun はソーヌ・エ・ロアール県にある小規模の工業都市。ローマ皇帝アウグストゥスの建設になり(町の古名Augustodunumは彼にちなむ),ガリアのローマともいうべき地位を占めていた。そのなごりは,サンタンドレ門,アルー門,ガリア最大の劇場跡などにみられる。

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クハードのピラミッド。町の東の丘陵に建てられたモニュメント。10.5mの基壇の上に22.65mのピラミッドが建っている。AD1世紀の建設と推定されている。石灰岩で築かれたが上部が崩壊してピラミッド状になっている。この地区は古代の墓域であった。本来は25mの高さであった石造建設物の内部には部屋はなく、霊廟なのか慰霊碑なのかも分からない。
発掘の結果、2世紀頃のラテン語とギリシア語で書かれた銘板が発見されたので、葬式の関わる施設であるとはいえる。

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オータンの街並み。クハードのピラミッド付近から西を望む。サン・ラザール大聖堂の尖塔が見える。

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オータンの街並み。クハードのピラミッド付近から西を望む。ビブラクテのある山並みが見える。
町の中心地区にあるサン・ラザール大聖堂へ。

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サン・ラザール大聖堂。マルセイユからもたらされた聖ラザロのものと伝えられる聖遺物を収めるため,12世紀初めに建立されたサン・ラザール大聖堂は,失われたクリュニー第3聖堂の様式を踏襲するブルゴーニュ派ロマネスク建築の代表例とされる。

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サン・ラザール大聖堂。正面入口上部のタンパン中央にはロマネスク美術の至宝として名高い「最後の審判」のレリーフがある。

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サン・ラザール大聖堂。正面入口上部のタンパン。この作品は12世紀のもにしては珍しく、作者名が判明している。キリストの足元に「GISLEBERTUS HOC FECIT」(ギスレベルトゥスこれを造る)とラテン語で刻まれている。

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サン・ラザール大聖堂。内陣上部のステンドグラス。
このあと、ロラン美術館に行き、ギスレベルトゥスが作者といわれる名品のレリーフ「イヴの誘惑」を見た。

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ローマ劇場跡。ガロ・ローマ時代の劇場としては最大級の規模である。

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サンタンドレ門。街の北にあるガロ・ローマ時代の城門。
15時30分過ぎに、市内見学を終え、オータン駅に着いた。
復路はオータン駅16時17分発のローカル列車に乗り、エタンEtang駅とボーヌBeaune駅で乗り換え、リヨン・パール・デュー駅に19時40分に着いた。
今夜は二つ星レストランの「ラ・メール・ブラジェLa Mere Brazier」を20時からネットで予約していた。駅からタクシーで急ぎ、20時に何とか間に合った。

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二つ星レストランの「ラ・メール・ブラジェLa Mere Brazier」。ビル街の中にあり、狭い空間だが、落ち着いた雰囲気で客層もカジュアルだ。ポール・ボキューズが昔修行した店であるが、最近は現代フレンチの名店として知られている。コース料理を注文した。兄が支払ったので、料金は分からない。
パンに添えられたバターがお洒落だった。

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アントレ。ラ・メール・ブラジェ。

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アントレ。ラ・メール・ブラジェ。

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牛肉料理。ラ・メール・ブラジェ。

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スイーツ。ラ・メール・ブラジェ。

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スイーツ。ラ・メール・ブラジェ。

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スイーツ。ラ・メール・ブラジェ。

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リヨン・ペラーシュ駅。6月19日(火)。本日はスイスのヌーシャテル湖畔にある古代ケルト遺跡関連のラテーヌ博物館の見学である。宿泊はジュネーブのホテルを予約している。
ペラーシュ駅8時27分発のTERでジュネーブには10時27分に着く。

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