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アラスカでオーロラ フェアバンクス アラスカ大学北方博物館 1階展示

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2013年2月19日(火)。フェアバンクス。アラスカ大学北方博物館。

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ウミアクumiak。数人用のボート。木構造板にアザラシやセイウチの皮を被せている。ボートは軽量で氷の上もそりのように移動できる。古くは櫂で漕いでいたが、後に帆走となり、現代ではモーターを動力とし、セイウチやホッキョククジラの狩猟や旅行に使われている。
ユピック・エスキモーが1950年頃に製造。

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牙の彫刻は鎖や奇怪な動物の頭は鉄を使って彫られる。イピュタク・アートはチュクチ海に面したポイントホープにあるイピュタク遺跡に見られる。

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エスキモーたちは1800年代末頃から地域の儀式に芸術的な力を交感するために仮面を使用するようになった。20世紀に入ると、キリスト教が普及し、以前の宗教が廃れて仮面も使われなくなった。しかし、現代においてネイティブ意識が復活すると仮面を着けたダンスも復興し、仮面を外部の人に売るようにもなった。
エスキモーは宗教的の仮面や非宗教的なものも製作する、宗教的な仮面は抽象的な形象をとり、半人半獣の形をとうこともある。多くは食用となった動物を表している。
ユーモアはエスキモーの文化で大事な価値で、観客をからかう用途の仮面もある。また、部族や地域により特色のある仮面が派生している。

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バスケット。女性にとり大事な収入源であった。

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ナイフの柄、女性像、人像。AD1世紀頃。
牙の彫刻はBC500年からAD1300年頃にかけてベーリング海峡沿岸部や北極海沿岸部で隆盛をみた。黒玉、鯨骨、木が嵌められ、白や赤の顔料で縁取られた。

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手斧。1900年から1940年頃。

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北部エスキモーの捕鯨文化は1000年以上続いている。捕鯨のための道具や設備は現代化されているが、捕鯨に関する伝統的な分配方法や集団作業は宗教的な意識を伴うため、変化は少ない。捕鯨は春と秋に行われ、ウミアクを使い鯨が呼吸をするため海面に浮上するときを狙って静かに接近する。

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金のナゲット(金塊)や黄金製の装身具類。

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両面石刃、矢じり。黒曜石の石器類のうち。約13850年前のもの。黒曜石は約150厠イ譴臣呂忙困垢襦2003~2004年に発見された267点の石器はほとんど大きい完品で使用に耐える状態であり、通常は使い古されて壊れたものが廃棄されるのと対照的であったことが学者の間で謎とされている。
約14000年前に最初に人類がアラスカの大地に現れ、ステップ・ツンドラ地帯に繁栄するバイソン・エルク・マンモス・馬などを狩っていた。
彼らの野営地跡からは多くの石器が発見されている。石刃の形式は2万年前のシベリア様式と類似している。アトラトルatlatlというスピアスローアー(投槍器)が飛び道具として数千年にわたり狩猟に使われていた。

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石器。左側。更新世後期:14000年前から12000年前。
右側。完新世前期:12000年前~6000年前。

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石器。左側。完新世中期:6000年前~1000年前。
右側。完新世後期:1000年前から現在。銅製の矢じりも混じってくる。

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