集集線。水里駅。
2017年10月7日(土)。
車埕駅10時20分発の列車に乗り、水里駅へ10時25分に着いた。
この先は水里駅11時45分発・集集駅11時58分着・13時18分発、二水駅13時50分着、14時21分発嘉義駅15時09分着の行程。
朝の日月潭の水社から車埕までのバスは水里駅前経由だったので、戻ってきたことになる。ここで乗下車する客は少ない。
水里駅。
ホームから渡り路を歩いて、駅舎へ向かう。車埕駅方向を振り返ると、ローカル線らしい鉄路の風景が広がっていた。線路が4線も用意されている。
水里駅。駅舎入口から街を見下ろす。水里は集集線沿線では最大の町で、清末期から楠樹の伐採が始まり、1970年代まで木材産業が栄えて、「小台北」とよばれたという。
交通の要衝でもあるため、水里駅は集集線の中で最大の駅となっている。駅のロビーも他の駅に比べて高く広い。
水里はまた、台湾最高峰の玉山(昔の新高山)登山の基地として知られる。
出札で集集駅までの乗車券を購入した。ふと見ると、右側に舗装園路があり、その先に案内所らしき建物があったので、立ち寄ってみた。土産品、飲み物、レンタサイクル貸出などがあったが、利用せずに、駅舎へ戻り、階段を降りた。陶芸体験ができる水里蛇窯が有名だが、それほどの時間的余裕はない。
水里駅。なかなか威厳に満ちた駅舎建築である。
駅前道路交差点の右側に小さいバスターミナルがある。この時点では、ガイドマップらしきものは何も持っていなかった。バス停付近の簡単な観光案内図を見ると、川があるようなので、駅からのメインストリートである直線道路を進んでみることにした。両側はビルで、飲食店も多い。
水里橋。奥の日月潭や車埕方向から水里渓が流れ下っている。下流ではすぐに、濁水渓へ流れ込む。
直線道路を進むと、川辺は音楽も聞こえて賑やかだった。水里橋下流の小さな橋とその周辺では軽食や果物の屋台が多数並んでいた。しかし、一人分にしては高くつく。
橋を渡って、水里橋まで歩くと、隅の人気店らしきところでマンゴかき氷を売っていたので、48元で買って食べた。暑くて仕方なかった。
水里橋。河畔にはヒザクラらしきものが咲いていた。
水里橋。橋のなかほどからは、上流右の山腹に緑色の導水管が下っているのが見えた。その下にあるのは、鉅工水力発電所らしい。
水里駅へ戻り、11時45分発の列車に乗車。このあたりから、南に濁水渓の大河が見え隠れする。
集集駅。11時58分に着いた。
集集駅。乗降客が入り混じって、ごったがえしている。線路も適当に渡って、駅舎へ向かう。
集集駅。日本統治時代の駅舎を復元したものとして人気がある。
1933年に建設されたヒノキ造りの木造駅舎は、1999年の921大地震で倒壊したものの、2002年に復旧。駅舎など各所に当時のままの設備が現存している。
駅前には飲食店や土産物屋が多い。一つ先の龍泉駅近くにある緑のトンネルが有名なので、自転車を借りようかと迷ったが、やめた。
駅からの大通りを300mほど歩き、物産センターで休憩し、アイスクリームを食べ、近くの屋台でパイナップルを食べたりした。疲れたし、時間もないので、駅へ戻った。駅前のセブンイレブンでおにぎりなどを買って昼食にした。
集集駅。阿里山森林鉄道のシェイ式蒸気機関車らしい。
駅舎のすぐ左に展示されている。
駅側の植え込みに腰掛けて、おにぎりを食べた。
集集駅。水里・車埕駅方面。
13時18分発の列車に乗り込んだ。今度は最後尾の席にした。列車の反対方向への展望は抜群だ。
数人が線路内をぶらついている。台湾のローカル鉄道では良く見かける風景だ。
集集駅。二水へ向かって発車していった。
集集駅・龍泉駅間。
集集駅・龍泉駅間。
集集駅・龍泉駅間。
集集駅・龍泉駅間。集集トンネルを通過して、龍泉駅に近付く。
龍泉駅付近。
龍泉駅付近。左へ向かう引き込み線が見える。
龍泉駅付近。このあたりから、有名な緑のトンネルが始まる。
龍泉駅・濁水駅間。ローカル線らしい踏切があった。
龍泉駅・濁水駅間。緑のトンネルが続く。
龍泉駅・濁水駅間。緑のトンネルが続く。
濁水駅。
濁水駅・源泉駅間。最後尾の席は寝転がって外を眺めることができる。
二水駅に13時50分到着。14時21分発の区間車で嘉義駅に15時09分到着。
翌々日の阿里山森林鉄道の乗車券を購入して、宿へ向かった。