2017年10月8日(日)。
午後遅く、達邦(タッパン、タバング)から嘉義まで帰り、宿で休んでから、街中の食堂へ出かけた。噴水鶏肉飯は歩き方に載っている二つの人気店のうちの一つ。店は中央噴水池の西にあり、支払所とテーブルは奥へ続く路次沿いに並んでいる。大勢の客で賑わっていた。
七面鳥の蒸し肉を小さく切ってのせ、たれをかけたシンプルな料理ということだが、期待以上に美味かった。
2017年10月9日(月)。
10月7日嘉義駅で購入。販売所は16時までなので、15時18分に購入している。
ネットで購入できるようだが、HPでの購入場所が分からなかったのだが、よく見たらQ&Aのところにあった。中国語対応になる。
阿里山森林鉄道は震災や水災による運休が続いていたが、2014年 1月27日に嘉義~奮起湖区間の運行が再開された。
阿里山森林鉄道は世界屈指の登山鉄道の一つで、線路幅762mm(台湾鉄道やJRは1067mm)の小さな車体の軽便列車である。
海抜30mの嘉義駅から海抜2274mの阿里山駅までの全長71.9kmで、現在は、度重なる自然災害と線形改良により、トンネル49箇所、橋梁74箇所、駅17箇所、最大勾配62.5‰となっている。
建設当初に活躍していた蒸気機関車に代わり、現在ではディーゼル機関車となってしまったが、昔と変わらず、客車を機関車が後方から押す推進運転で運行されている。蒸気機関車で運行されていた時代は、煤煙が客車内に入るのを避けるための処置でもあった。
現在の最新のディーゼル機関車は日本車両が設計したものを台湾の車両工場(台灣車輛)で製造した車両である。
阿里山号の機関車は常に客車の嘉義(山麓)側に連結される。阿里山に向けて山を登る列車の機関車は一番後ろから客車を押し上げる形で、客車の先頭部(山頂)側には監視員が乗り込み後方の機関車運転士に指示をする。(新型車両は客車先頭から後方の機関車を直接コントロールする設備がある)。これは、山頂側に機関車を連結して客車を引っ張る方式だと急な上り坂で万一の異常によって客車の連結が外れた場合、外れた客車は急な坂を山麓に向かって暴走する恐れがあり、それを防ぐための措置である。
北門駅の木造駅は、1910~1912年頃に建設された、阿里山のタイワンベニヒノキを建材に用いた典型的な日本式駅舎建築。1998 年5月16日の大火事で、右側の40%が焼け、1999年の九二一大地震により損傷したが、修復されている。
最後尾の座席からは、面白い景色が見えないので、竹崎駅に着いたときに、座席を放棄して先頭車両に乗り換えた。