2017年10月9日(月)。
阿里山駅15時00分発の列車に乗り、沼平駅に15時06分に着いた。阿里山森林遊楽区のヒノキ神木などを見学して園路を散策して、神木駅16時30分発・阿里山駅16時37分着、17時10分嘉義駅行きのバスに乗車する予定。
沼平駅は旧阿里山駅で、1914年に建設・供用が開始され、元は阿里山森林鉄道登山本線の終点駅であった。
沼平駅は、大火事と改修を経ており、現在の新駅舎は2013年4月21日に正式に供用が開始された。
沼平駅の再建工事は、日本の建築士の五十嵐信夫氏が手がけ、1階にはRC構造を採用し、2階は吹き抜けの木造構造となっており、全館全てがほぞ接ぎ工法で、釘は一切使用せず、日本の木造技術を特別に導入しており、レトロな日本風の鉄道の趣を表現している。
沼平公園や周辺の地形、環境と融合し、開放的で親しみやすい建築外観を表現しており、この設計は2006年9月、「2006年日本建築学会構造設計部門最優秀賞」を受賞している。
高一生が作詞作曲した「春の佐保姫」の詩が、日本語が堂々と刻まれている。
高一生について。
周辺には阿里山に関係のある人々の石碑が数多く建てられている。
阿里山森林遊楽区へ向かう歩道を歩くと、道路脇に山中とは思えない立派な建物があった。
芸術的な造形をしたヒノキの切株が随所に点在する。
阿里山賓館は阿里山中で最も高い位置にあり、眺望も抜群の老舗ホテルで、創業は1913年という。台湾総督や蒋介石も宿泊している。創業当時の旧館である歴史館の客室はヒノキ造りという。
三代木は同一の根から生えた三世代の紅檜が折り重なっている不思議な木で、第一代は樹齢1500年で枯死後250年経過、第二代は樹齢300年、第三代は成長中という。
三代木。説明板。
神木方面へ向かうと、小学校の校門横を通る歩道に着いた。海抜2195m。