メン・アット・ワークMen at Workはオーストラリアのバンド。 1979年、メルボルンで結成。
1979年にデビュー。1981年にアルバム『Business as Usual)』をリリース。アルバムの好評を受けて1982年に世界進出する。
メジャーデビュー1枚目のシングル「Who Can It Be Now?」は1981年11月リリースされ、1982年10月に全米1位となる。メルボルン近郊セント・キルダ(有名な観光地。行ったことがある)で麻薬の売人の住居の隣に住んでいたため、よく間違えてドアを叩かれたことがモチーフになっている。やかましいほどのサックスとコーラスの繰り返しが心地よいフックの印象的な曲。
『ワーク・ソングス』は日本ではオリコン洋楽アルバムチャートで1983年3月28日付から4週連続1位を獲得した。
コリン・ヘイの飄々とした歌声と、(多くの世界地図は北を上にして描かれるため)オーストラリアのことを世界地図の下側にあるから自虐的に「ダウン・アンダー」と表現するユーモアセンスが受け、一時はオーストラリアのロックを指して「オージー・ロック」なる言葉も生まれるほど、シーンに対する影響力を持った。
彼らの代表曲である2枚目のシングル「Down Under」はレゲエ調の曲。1980年のマイナーデビューシングルのB面であったが、フルートのソロを挿入し、テンポを変えて再録音した。1981年12月リリース、1983年1月全米1位となり大ヒットした。オーストラリアの国民的愛唱歌でスポーツイベントでよく演奏される。
オーストラリア人ヒッピーの世界旅行をモチーフとして、自国の資源の切り売りやオージー精神の低下を嘆いた国民への応援歌という。スラングでマリファナのことを歌った歌詞がある。
このタイトルが元になってオーストラリアとNZをダウン・アンダーという言い方が広まった。
フルート演奏のリフが子供たちがキャンプ・ファイアーで歌う曲「KookaburraSits in the Old Gum Tree」から盗用したものだとして裁判となり、2010年に盗作という判決が下った。