ジョー・ジャクソンJoe Jackson(1954年~)は、イギリス・スタッフォードシャー生まれのミュージシャン。
ロンドンでクラシックの作曲家を目指していたが、限界を感じ、ロックの世界に惹かれていった。
1979年にデビュー。その後、ポーツマスの自宅で静養していたジョー・ジャクソンは、スウィング・ジャズの発展形であるジャイブ・ミュージックのレコードを毎日のように聴いた。1982年にはラテン音楽に惹かれてNYに渡り、アルバム「Night and Day」をリリースする。このアルバムに収録されている「Steppin' Out(夜の街へ)」は、最もよく知られた曲である。
「Steppin' Out」は、ビルボードで、1982年12月11日に、週間ランキング最高位の6位を獲得。1982年ビルボード誌年間ランキングでは36位。
Steppin' Outはニューヨークでの生活にインスパイアされた作品。夜の街をドライブする期待と興奮を歌う。
日本でもラジオでよく流された。都会的で変わった雰囲気の曲だった。MVは見た記憶はない。ドライブ感・グルーブ感がある。ベーシックなリズムの流れでも、それを感じるし、エリック・サティを10倍速くしたようなピアノの不協和音の積み重ねがドライブ感を加速させる不思議な感覚がある。
このころ、ジョー・ジャクソンは「才人」という定冠詞付きで紹介されていた。