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Channel: いちご畑よ永遠に
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登山 氷ノ山 福定親水公園・東尾根周回コース

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氷ノ山。登山口の福定親水公園。福定親水公園・東尾根周回コース。歩行時間上り2時間5分、下り1時間36分。所要時間4時間6分。
平成26年5月31日(土)。
氷ノ山は超人気の200名山だが、私は初登となる。8年前の4月下旬に中国地方の2・300名山を制覇しようと、三瓶山から那岐山まで登頂したあと、鳥取県若桜町側から氷ノ山にアタックしたが、残雪のためルートを迂回して笹薮と灌木の山腹を登って苦闘、3時間後に諦めて敗退した因縁の山である。そのときは、扇ヶ山もあきらめて帰宅した。
1996年夏から登山を始めて、遭難のニュースに敏感になっていたとき、19971月下旬に氷ノ山で6人が遭難死したことは記憶に残っている。しかし、日本海に近い豪雪の山も無雪期は初心者レベルの山になる。
 
前日、道の駅「ハチ北」で車中泊しようとしたが、登山基地という雰囲気に乏しかったので、思い切って登山口の福定親水公園へ向かい、1730分過ぎに登山口の駐車場へ到着した。2・3台が駐車していたが、車内に人の気配はない。金曜日の夜なのに、人が少ないどころか、無人とは登山ブームなんて本当にあるのかと感じた。15分ほどすると、バンと車が着て6人ほどの男子学生と40代の男性が、大きなザックをかついで、登山口から駆け足で登っていった。これから、大荷物で登山かと思いながら、車内でカレーを食べていると、40代ほどの男性が下ってきて、車で駐車場を出て行った。数百mほど登った地点から話し声が聞こえ、20時ぐらいから先ほどの学生たちが、トイレにやってきたのでテン泊してると分かった。
 
5月31日(土)。4時30分頃になると明るくなり、周りを見渡すと、夜中のうちに5台ほど来ていた。その後も続々と到着して6時過ぎには20台ほどとなり、ようやく人気山域らしい雰囲気になってきた。帰路の11時ごろには、すぐ横の駐車場も満車になっていて、合計60台ほどのスペースは埋まっていた。
食事をしたり、準備したりしているうちに、30人ほどが出発していった。
6時58分福定親水公園登山口を出発
 
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氷ノ山。氷ノ山越避難小屋。単独は少なく、複数が多い。小石の多い河川敷を進むと、聞くともなしに中年男性2人組の会話が耳に入ってきて、その人たちの登山レベルが判別でき面白かった。滝の案内看板が重なる個所は九十九折の登りになり、往路では一番厳しい区間だった。前方に熟年夫婦がいた。5年ほど以上前であれば、姿をロックオンしてから離間距離を考えて、ウサギとカメ算方式で、あと何分で抜けるか大体計算できる。しかし、なかなか抜けずに、計算より倍の時間を要して、歩行能力の衰えを痛感させられた。抜いたときに、夫から、早いな、と嘆かれたが、嘆くのは私の方だった。
7時31分地蔵堂を通過。この近辺は緩やかな道で楽勝かと思ったら谷川の渡渉があった。両側は崖で下って、川を渡り、上る。上りは鉄梯子が用意されていて、久し振りに使用した。といっても、全く容易な通過箇所にすぎなかった。
8時17分氷ノ山越避難小屋に到着。ここまでくればゴールは見えてくる。給水して2分休憩。
8時19分出発。氷ノ山の山頂台地を左に見て、反時計回りに稜線を緩く登って行く。すると、前方から昨夕の学生団体が走り下りてきた。引率者が走り方の指導をする声も聞こえた。下る速度は私と同じぐらいだが、50ℓほどのザックでは私にとっては危険である。早朝のうちに移動して、東尾根から登ってきたのか。山頂台地へは山腹を左へ回り込んで、右へ斜登するかっこうに登山道が付けられていて、傾斜はきつくない。
 
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氷ノ山。山頂。標高1509m。9時5分到着。三角形の小屋は本や雑誌でなじんでいて、これかと感動した。周辺には20人ほどいて、小屋の中にも7人ほど青年のグループがいた。
 
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氷ノ山。山頂。北北西の方向。氷ノ山越までの稜線が見える。右奥のなだらかな山が扇ヶ山のようだ。
 
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氷ノ山。山頂。北東方向。鉢伏高原(ハチ高原
スキー場)と鉢伏山。
9時23分東尾根登山口へ下山開始
 
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氷ノ山。神大ヒュッテ。15分余りで到着。入口に休憩する人多し。通過する。下ってみると、ここで休憩したくなる気持ちが分かった。
しばらくは山腹横の巻道のような道が続く。結構、東尾根から登る人が多いと分かった。福定親水公園よりも短時間という理由だろう。下山する若い男性二人を抜いたら、一人が追いかけてきたが、じきに気配はなくなった。尾根から左へ下る階段道が急降下で、大変だった。奇声がすると思ったら、20人ほどの団体の先頭の青年が気合を入れて登っていたところだった。
東尾根登山口が見えだしたときに、左足後大腿部に痙攣の前駆症状が2回ほど現れた。当然ながら芍薬甘草湯は事前に服用していたにも関わらず、久し振りの長時間の山行だったせいか。スピードを落とし、騙し騙し下らざるを得なくなったが、ほんの5分程度で東尾根登山口に着き、ケイレン症状は治まった。
 
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氷ノ山。東尾根登山口10時30分到着。ちょうど30人ほどの学生風男女の団体が登るところだった。一応、挨拶は交わすが相手が多すぎる。といっても、山で挨拶は基本だ。さすがに、ポカリスエットの粉末を含んで、水で流し込んだ。
10時35分出発。舗装道を福定親水公園へ向かう。脇に、水道施設があり、車が10台ほど駐車していた。ロッジを通過するときに、また昨夕の学生団体が走ってきて、東尾根登山口へ向かっていた。後ろから、別の指導者が、この道は走るんだ、と檄を飛ばしていた。彼に、大学生ですかと、尋ねると、高校生ですと回答を得た。国体競技か何かだろうか。山を走る若者が育ってほしいと願いつつ、頑張って下さい、と声をかけた。
舗装道は曲がりくねって、距離が長く感じられた。
11時4分福定親水公園へ帰着。まだ、帰る車はなく、上下の駐車場は満車だった。
道の駅ハチ北で見かけたハチ北温泉へ向かう。
 
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ハチ北温泉湯治の郷。兵庫県美方郡香美町村岡区大笹。土日祝の季節営業期間だった。入浴料620円。駐車場は暑い。浴場内にはミストルームがあり、霧状の源泉を浴びた。客が少なくてゆったりできた。
このあと、平成の名水百選「かつらの千年水」へ行くので、場所を尋ねたら、すぐ上の北の地区だったので、運が良かった。
翌日の扇ヶ山で今回の9山の山旅は終わる

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