モンゴル国立博物館。ウランバートル。
2014年7月5日(土)。ザナバザル美術館の見学を終え、東へ5分ほど歩いてモンゴル国立博物館へ着いた。正面玄関手前の屋外には鹿石などが展示されている。ザナバザル美術館と違って、客は多い。日本人のツアー客もいたが、数人が興味がないといってロビーの椅子に座りこんでいた。写真撮影込みで1万5千Tg。歴史資料は多い。15時頃入館して16時45分まで見学。
洞窟壁画。写真。西部ホブド県。旧石器時代の4万~1万2千年前。洞窟の壁と天井にラクダ、シカ、野牛、野生のヤギ、マンモス、ダチョウなどの動物が描かれている。数字を示すとみられる点がいくつかみられる。
石製護符。4~3千年前。新石器時代。東部ドルノド県出土。
器。青銅器時代初期。2500年前。西部ホブド県出土。
器。青銅器時代初期。2500年前。西部ホブド県出土。
青銅製刀
。青銅器時代。1200~800年前。西部ホブド県出土。ペアのアンテロープの装飾品。青銅器時代後期。700~500年前。出土地不明。
青銅器時代の墓制。2000~1000年前。積石塚が全土に多くみられる。積石塚には馬の頭蓋骨を埋葬した小さい供物用の塚が東側に随伴していることが多い。馬の首や蹄の骨、羊や牛の骨が随伴することもある。
青銅器時代の墓制。積石塚。
方形墓室。方形墓室は青銅器時代を通じて重要な形式である。モンゴル北方の草原地帯から西方のアルタイ山地、バイカル湖地方からゴビ砂漠地方へ広まった。石板を直立させて方形墓室を造っている。地面から1
m下の人体が東向きに置かれ、石板や土で覆われている。壺、装飾品、狩猟具が副葬されていることも多い。石製鋳型。青銅器時代。1500~400年前。西部ホブド県出土。
青銅製兜。青銅器時代。1300~1000年前。中央北部ボルガン県出土。