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マヤ文明大博物館 その2 メリダ ユカタン州

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栽培文化。マヤ文明大博物館
El Gran Museo del Mundo Maya de Mérida。メリダ。ユカタン州。2014年11月16日(日)。
マヤ文明ではミルパとよばれたトウモロコシ畑が農耕文化では不可欠のシステムで、トウモロコシ、カボチャ、マメ類が栽培された。熱帯雨林を伐り開いて、菜園用の土地が造られ、乾季に畑を焼き、雨季の初めに種をまいた。マヤ人たちは、熱帯雨林の未開地に本来の所有者がおり、彼らに供え物を贈ることが敬意を示すことで、それが豊かな収穫を保証するものと考え、毎年の収穫時には儀式により感謝を示した。
 
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石器類。
 
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土器類。
 
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土器類
 
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貝製品など。
 
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貴族の墓の埋葬品。エク・バラム遺跡。ユカタン州。600~900年頃。先ほど蓋石が展示されていた納骨室の内部埋葬品。墓は
1999年に発見された。遺体は辰砂で包まれ、食事や飲料を納めた21個の陶器やアラバスター製の容器、火打石製のナイフ、錐、ヒスイ、貝、骨、黒曜石製装飾、金製ペンダントを随伴していた。
 
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マヤの宮廷婦人の復元像。南西低地の都市に住む。身長は155㎝以下、当時としては晩婚で子供はなかった、25歳以下で亡くなった。
 
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人物像。ウシュマル遺跡。ユカタン州。600~900年頃。勝利した王のいくつかの擬人化像と捕虜の姿。捕虜は服を脱がされ、手を縛られているが、縛られた手に巻かれた紙が捕虜が高位の人物であったことを示している。
 
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人物が描かれたリンテル(まぐさ、梁)。オシュキントック遺跡。ユカタン州。900~1000年頃。王族でもある神官が神聖文字とともに描いた。描かれた書記の守護神は腕の下に翼を付けている。
 
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チョコレート用の壺。アカンセ遺跡。ユカタン州。600~900年頃。チョコレートは古代マヤ人に好まれた飲料であった。冷やしたり熱したりして飲んだ。またチリ、アナトー、バニラで味付けをしていた。この容器には記銘があり、アカンセの貴族の邸宅で使用された特別製のカカオの飲用容器として使用されていたと記されていた。
 
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納骨室の蓋石。シュヌックベック遺跡。カンペチェ州。600~900年頃。マヤ北部低地の風習では納骨室の蓋石には絵が描かれた。部屋の内部から見えるように神の姿に扮した王が描かれた。この蓋石には植物の種を入れた袋の横にカウィル王が描かれている。
 
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石彫りレリーフ。「ウシュマルの女王」。ウシュマル遺跡。ユカタン州。900~1000年頃。魔法使いのピラミッドの1号神殿から発見された。蛇の口から若い男の顔が出ている姿が彫られている。
 
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戦闘場面の絵画。ウシュマルは10世紀頃に中央高原から進出してきたシウ人により征服された。ムルチックの宗教センターにその戦闘の様子が壁画として描かれた。絵画には武装した集団と石を持って抵抗する半裸の集団が描かれている。別の画面には、外国人風の服装と記章を身に着けて行進する貴族たちが描かれている。
 
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浮彫のあるリンテル(まぐさ、梁)。アラカル遺跡。ユカタン州。800~1000年頃。チチェン・イツァーの政治的策略と成功を示すもの。869年9月26日に開かれた舞踏儀式と推定される。アラカルの王と彼の同盟者エク・バクラムの貴族が参加している。

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