2014年11月19日(水)。オアハカ観光には2日を用意しておいた。本日は夜行バスでベラクルスへ行くので、日中は観光に使える。モンテ・アルバンと市街地の世界遺産見学が予想以上に早く前日で終わってしまったので、余裕があった。宿にしたYHカーサ・デ・ドン・パブロは朝食付きだった。パティオの横にキッチンがあり、おばさんが給仕してくれた。昨日食べたフルーツカクテルに近い果物もあり、パティオに並べられたテーブルで朝食を食べた。
YHに荷物をデポして、郊外観光へ向かう。水曜日のティアンギスは北西郊外のビジャ・デ・エトラで開かれているので、北部郊外行きバスターミナルへ徒歩で向かった。ターミナルは雑然としていて、毎時1~2本出ているという巡回バスが分からない。何人かに地名を連呼すると、入口右側のタクシーに乗れという。それが、コレクティーボ(乗合タクシー)で初めての体験となった。運賃はエトラまで15ドルと安い。しかし、後に3人、前にも運転手を含めて3人が定員。途中での乗降もある。前席の中央だとミッションに触ったり、シートも不安定になる。追突でもしたら命の保証はない。中南米の地方都市ではバス路線が薄弱なので、コレクティーボはごく普通の交通手段となっている。
コレクティーボは途中で客を乗降させながら、40分ほどで11時頃にビジャ・デ・エトラという小村に着いた。コレクティーボの乗降場はティアンギス会場のすぐ手前にある。
ティアンギスとは毎週決まった曜日に開催される青空市のことで、水曜日はビジャ・デ・エトラで開催されると決まっているので、旅程により行ける場所は選択の余地がない。日本でいえば、四日市・八日市みたいなもので、エトラだけの体験からすれば大がかりな市場ぐらいのものでしかない。交通が発達していない時代は重要な交換の場であっただろうが、現代ではさほどのものではない。
会場にはテントが張られ、多くの店が出店し、多くの人々で賑わっていた。テント屋台群の上に常設市場がある。