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フリーダとレオン・トロツキー。1937年。Clik here to view.

フリーダ・カーロ博物館。2014年11月23日(日)。メキシコ・シティ。
2013年にエスクデーロの孫娘から寄贈された写真。1937年4月頃撮影。
左からアントニオ・ビリャロボス(弁護士・制度的革命党の政治家でメキシコ・シティ市長)、トロツキー、フリーダ、ジャン・ヴァン・ハイアンオールト(トロツキーの秘書兼護衛、オランダ系フランス人、のちに数学者)、ホセ・エスクデーロ・アンドラーデ(大佐、国会議員、カルデナス大統領の友人)。
1937年4月10日から17日まで「青い家」で開催されたデューイ委員会の質疑の時期に撮影されたとされる。
デューイ委員会は哲学者・教育学者のジョン・デューイが議長をつとめた委員会で、トロツキーを中傷・誹謗した1936年のモスクワ裁判への反論として、彼に身の潔白を世界に訴える機会を与えた聴聞会のことである。
当時世界第2位の石油生産国でありながら英米資本の独占下にあった資源の国有化を目論んでいたカルデナス政権は欧米からソ連共産党の傀儡ではないかと決め付けられ、非難の的になっていた。
カルデナス大統領はメキシコ共産党創設者の一人であったが、メキシコ共産党の抗議をはねつけて、トロツキーの亡命を許可したのは、すでに共産党を離党していたリベラの要請に応じたというより、強引にトロツキストを追放するスターリンの政策に失望していたこともあって、自分がけっしてスターリンの言いなりになっているわけではないことを、内外に誇示する意図を持っていたと思われる。
「青い家」には様々な国からやってきたボランティアの若者たちがやってきて、トロツキーは彼らと論争の集いを頻繁に催した。フリーダとトロツキーは短い間ながら関係を持ち、トロツキーの誕生日で、ロシア革命の記念日でもある11月7日に制作した『レオ・トロツキーに捧げた自画像、あるいは、カーテンのあいだ』を贈っている。この作品はトロツキーを支持していたフランスの詩人アンドレ・ブルトンの目に留まり、親交を深めるきっかけとなった。
トロツキーはフリーダとの不倫事件や、リベラとの政治的決別から、コヨアカンの外れにある家に転居した。
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フリーダが造ったパペット・シアター。Clik here to view.

フリーダの子供としての側面を表している。「青い家」の秘密の部屋から発見された資料の一つで、浴室の偽装した壁の奥に隠されていた。
ディエゴは亡くなる前に信託財団を設け、友人でパトロンであったドロレス・オルメドにアナワカリ博物館とフリーダ・カーロ博物館の管理を委ねた。政治的理由と推測されるが、ドロレスにディエゴの死後(1957年死去)15年間は「青い家」の特定の部屋を開けないでくれと依頼した。
ドロレスは彼の意志を尊重し、二人のイメージを壊す恐れがあるとして、その後も開けなかったが、ドロレスの死の2年後の2004年、財団は秘密の部屋であった浴室と倉庫を開けることを決めた。
2007年1月までの調査により、28000点以上の文書、6500点の写真・作品・印刷物・身の回り品、約300点におよぶフリーダの衣装・コルセット、400点以上の素描などが発見された。
中には、ピカソがフリーダに贈ったイヤリング、フリーダの骨折した背中のX線写真、も含まれており、現在も詳細を調査中である。
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ディエゴ・リベラのキュビズム絵画。Clik here to view.

キュビストとしてのディエゴの作品は今日余り知られていない。パリに滞在していた1920年代、モンパルナス派に属して、パブロ・ピカソやモンドリアンなどパリの前衛画家と交流した。キュビストとしての5年間に200点以上の作品を描いている。
ここに展示されている3点の作品「汽車のある風景」、「座る女性」、「置時計」には、ディエゴ独特のユニークな表現方法の一端が表れている。
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「ラ・ケブラダ」。ディエゴ・リベラ。Clik here to view.

ディエゴからフリーダへの贈り物としてフリーダが亡くなる2年前に制作された。アカプルコにある有名な断崖ラ・ケブラダを描いたものだが、ディエゴらしい遊び心により、岩は人の顔や動物の姿を連想させて描かれている。
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サン・アンヘルの家での会合。ニコラス・ムライ撮影。1938年。Clik here to view.

サン・アンヘルの家はディエゴとフリーダが1934年から1940年まで暮らした住居兼アトリエで、国立自治大学中央図書館の壁画を制作した建築家オゴルマンが設計した。
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「青い家」で友達とフリーダ。Clik here to view.

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フリーダの肖像写真。Clik here to view.

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