アカプルコ。サンディエゴ要塞。海岸通りの歩道橋から。
2014年11月30日(日)。
支倉常長記念碑の見学を終え、海岸通りを市バスに乗ってサンディエゴ要塞へ向かった。
要塞は海岸沿いの断崖の上に建てられた。
サンディエゴ要塞。アカプルコ歴史博物館。入口。
アカプルコはスペイン領フィリピンとの貿易が盛んであったスペインにとってベラクルスに次いで重要な港であった。1550年までに、アジアからのガレオン船がアカプルコに到着し始め、町がヨーロッパ人移住地の恒久的な基地となり、1573年アカプルコ港はマニラ貿易の専売権を認められた。
16世紀中頃から19世紀初期の間、マニラ・ガレオンは毎年行き来した。ヌエバ・エスパーニャに運ばれる豪華な金品は、フランシス・ドレーク、ヘンリー・モーガン、トーマス・キャヴェンディッシュらのイギリスやオランダの海賊の関心を引き付けた。1615年オランダ船団がアカプルコに侵攻し、立ち去る前に町や城壁の多くを破壊した。
サンディエゴ要塞は、海賊からスペインの貿易船を守るため、1616~1617年に建造された要塞で、その後、1776年の大地震により城壁は崩壊したが、1783年に再建された。
サ
ンディエゴ要塞。立体模型。
要塞は海沿いの小高い断崖の上に位置し、堀を巡らせた建物は星形五角形で、すべて石造りである。
入口前広場。
入口付近の濠。
入口の跳ね橋。
要塞はアカプルコ歴史博物館となっており、歴史、貿易、海賊、植民地時代などの展示がある。
入場料48ペソ、写真撮影45ペソと書いてある。しかし、日曜日は入場無料で喜んだ。だが、いくらなんでも写真撮影は有料だろうと尋ねると、無料という答えが返ってきた。
要塞。
内部には広い広場がある。かつての部屋は展示室になっている。
要塞。
内陸側。
要塞。
港に向けられた砲門列。
要塞。
星型の凸部。
要塞。
凸部の先端。
要塞。
港の湾奥部。南東方向へ突き出した半島が港を囲むような地形になっている。
要塞。
凸部の先端から他の凸部と濠を眺める。敵の攻撃を防御しやすい構造になっている。
要塞。
北東のビーチとホテル街。
展示コーナーへ。