太陽のピラミッド。世界遺産テオティワカン。
2014年12月1日(月)。
テオティワカン遺跡がメキシコ旅行の最終日の最後の見学地となった。
クエルナバカ発10時のバスに乗り、メキシコ・シティーの南バスターミナルへ着き、テオティワカン遺跡行きのバスが発車する北バスターミナルへメトロで向かった。ターミナル左奥のブースに乗車券売場がある。
12時30分頃にテオティワカン遺跡方面行バスに乗車。遺跡手前の町に着くと乗降客があり、停車中に警官がバスの中を巡回して不審者がいないか確かめていた。
メキシコ・シティー北東約50kmにある遺跡までは意外と時間がかかる。
バスはプエルタ2に着き、私とブロンドの少女のみ下車。路線バスで来る観光客は少ない。
目の前にゲートがある。少女は係員に地図はないかと尋ねたが、ないという返事だけ。私は、10㎏近くの重いザックを背負っていたので、荷物預かりはないのかと尋ねたら、ないと言われた。ここにはトイレしかない。
太陽のピラミッド方面へ進むと、土産品屋が並んでいる。暑いので、ここで、コーラのペットボトルを購入。さらに進むと高台があり、階段を登って下ると、太陽のピラミッドの全景が見えてきた。
太陽のピラミッドは世界で3番目、メキシコではチョルーラに次いで2番目の大きさといわれており、高さは65m、今はない頂上の神殿を加えると74m、底辺は225m×222mの大きさを誇る。
1世紀ごろから建設され、徐々に増築されていったという
太陽のピラミッド。右の方から入り、中央の階段を登っていく。
階段は全部で248段あるという。
5層のピラミッドとして復元されているが、実は4層だったことが分かった。
太陽のピラミッド。中央の階段を登る。
重いザックは途中でデポして置いてきた。
太陽のピラミッド。頂上から北の方向。月のピラミッドとセロ・ゴルド山。
セロ・ゴルド山は神聖な方角とされた北にそびえる。山を基準とした軸線に合わせて、都市計画をされている。
太陽のピラミッド。頂上から南の方向。
城壁とケツァルコアトルの神殿が見える。
太陽のピラミッド。頂上から下っていく。
太陽のピラミッド。斜面の石の表面に突起物がある。
太
陽のピラミッド。斜面の石の表面に突起物がある。
太陽のピラミッド。表面の断面図。建設作業者と監督官。
石積みの表面には泥土、砂、アドベを充填した。その上をセメントで覆い、石灰、砂、赤いペンキで表面を装飾した。
突起物は表面の覆いが剥落しないようにする役割を果たしていた。
太陽のピラミッド。基部に置かれていた装飾の積石。
二重丸の記号は当時信仰されていた雨の神トラロックを表す模様で、水の象徴とされる。
太陽のピラミッド。北西隅部。
太陽のピラミッド。南西隅部。
南に沿った歩道を進み、遺跡からの出土物を展示するシティオ博物館へ向かった。