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呉市 旧呉鎮守府庁舎の一般公開 「アレイからすこじま」潜水艦桟橋 呉名物 珍来軒の冷麺 福住のフライケーキ

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呉の「アレイからすこじま」潜水艦桟橋。平成25年10月27日(日)。日曜日に限り呉の旧呉鎮守府庁舎と護衛艦が一般公開される。護衛艦については、雨天中止となるので心配していたが、見事に晴天となった。HPで事前に公開艦船が告知されており、護衛艦ではなく訓練支援艦「てんりゅう」であった。
旅行前から見学用の無料駐車場を探していたら、「アレイからすこじま」にあるという。佐方SAで起床後、呉へ出発。平日の通勤ラッシュがないので、7時30分頃ゲート前に到着。海岸沿いにあると思ったら、数百m上の高台にあった。8時開門だったが、ほどなくバイクに乗った係員が来て、門を開けた。乗用車はその時点では私の一台だけだった。区画は特にないが50台以上は駐車可能。タクシーの待機場所にもなっていて、ひっきりなしタクシーが来た。乗用車も徐々に来たが、すぐに埋まる状態ではなかった。
実はもっと至近の見学用無料駐車帯があることを知った。地方総監部北の市民広場東側は日曜日のみ駐車禁止ではなくなる。草野球参加者の車が多数駐車していた。彼らより早い時間帯であればOKだし、10時過ぎで若干スペースがあった.
地方総監部の旧呉鎮守府庁舎公開は10時30分と14時からの2回。護衛艦一般公開は10時・13時・15時からの3回。10時からの護衛艦を先にしたくなるが、次の庁舎公開の終了時刻は15時になる。逆に10時30分からの庁舎公開・13時からの護衛艦とすれば14時には終了する。2つの公開を早く済ませれば、他の見学ポイント(灰が峯・海田町など)に時間を割くことができる。昼の時間は珍来軒で呉名物の冷麺も食べたい。
9時頃に車を出て、地方総監部をめざし海岸沿いの通りを歩いて行った。坂を数分下ると「アレイからすこじま」の潜水艦桟橋に着く。

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海上自衛隊の潜水艦。潜水艦桟橋付近から。呉は潜水艦部隊の訓練基地でもある。

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戦艦大和の造船工場跡パノラマ写真。30分近く歩いて「歴史の見える丘」に到着。海方向に突き出た歩道デッキの先から一望できる。左の屋根付き建屋が戦艦大和の造船工場跡。中央や右側も造船スペースにあっている。
10分ほどで地方総監部に着く。時間があるので、北の市民広場や18年前に見学した入船山記念館付近を散歩して時間を潰した。

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旧呉鎮守府庁舎の一般公開。10時10分頃に地方総監部の受付へ行き、申込みと記帳をする。舞鶴でも同じ。駐車スペースはあるが、公開後市内観光のために駐車し続けることはできないだろう。
私が1番目だったが、オタクのような男性が一人・二人とやってきて、家族連れなども含めて10数人となった。所要時間を尋ねると、30分だという。遅れてきた人たちに2回目があるという。私は珍来軒開店11時30分に余裕で間に合うと分かって好都合だった。
受付と庁舎の中間地点で説明があった。

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旧呉鎮守府庁舎。明治40年竣工。煉瓦造二階建、地下一階。建築面積711屐L声22年竣工の初代呉鎮守府庁舎(煉瓦造二階建)は、明治38年の芸予地震で被災し、平屋建てに改修された。戦後、海上自衛隊に引き継がれ、庁舎として使われていたが、残念ながら昭和56年に解体された。現在の総監部の庁舎は、二代目の庁舎として明治40年に建設されたものである。当初、海側が正面になるはずが、山側に玄関ポーチがつき正面とされる。後に海側の両端部が増築され、コ字形の翼館形式となる。正面二階バルコニー部分と裏面二階にもイオニア式オーダーをもつ。
屋根中央部分のドームは第二次大戦の空襲で屋根とともに焼失したが、平成11年に復元された。
現在は海上自衛隊呉地方総監部第一庁舎として使用されている。

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旧呉鎮守府庁舎。御影石の軒蛇腹・胴蛇腹で横の線を強調している。さらに一階壁面では煉瓦に凹凸をつけて横の線を作り出している。窓の形状は一階が弓形アーチ、二階は半円アーチとなっており、それぞれに要石がつく。窓枠は未だに木製のままである。

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旧呉鎮守府庁舎。玄関ポーチには馬をつなぐための金具が設置されている。

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旧呉鎮守府庁舎。玄関。現在も使用されているので、玄関の前面のみしか立ち入れない。明治の洋館らしい豪華さは、日本海海戦で勝利した日本海軍を象徴している。

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旧呉鎮守府庁舎。玄関。現在の地方総監・幕僚長など幹部3人のプレート。

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旧呉鎮守府庁舎。海岸側。海軍にとっては海側が本来の正面玄関なのである。

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旧呉鎮守府庁舎。海岸側。桟橋があり、急階段でつながっている。

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旧呉鎮守府庁舎。海岸側。海の表玄関からの階段は、昭和天皇視察のさいに整備したが、別のルートを使ったので、この階段を上ることはなかったという。

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旧呉鎮守府庁舎。海岸側。玄関ファサード。吊るしてある鐘は艦船用のもので、打鐘の回数・間隔により信号の役目を果たしていた。

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旧呉鎮守府庁舎。海岸側。玄関付近の地下道入口。現在は閉鎖されている。どこに通じているか不明とのこと。

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呉警務隊本部庁舎。鎖守府開庁当時に建設された煉瓦造建物としては、唯一現存するもので、当初は文庫測器庫として使用、後に事務所として使われた。1889年(明治22年)竣工。寄棟造り二階建、スレート瓦茸き。一、二階とも弓形アーチで窓台に御影石が使用されている。
第一庁舎に面して建っている。

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呉調査隊庁舎と呉補給所庁舎。手前の警務隊本部庁舎の左奥側が調査隊庁舎。その海側左に補給所庁舎。
調査隊庁舎は赤煉瓦ではなく、黄褐色の煉瓦を使う。窓は一、二階ともに弓形アーチで、木製の窓枠となっている。妻側に一、二階とも一つずつ窓があり、破風の部分には丸窓が一つつく。焼き過ぎ煉瓦(表面が黒褐色)を使い、一、二階の窓台に沿って二本のラインを構成している。近年、窓枠をアルミサッシに取り替えられた。
補給所庁舎の窓の形状は、一階に弓形アーチ、二階は要石のついた半円アーチとなっており、窓枠は木製。御影石の軒蛇腹がつく。
11時頃に見学を終了。入船山記念館の前を通り、本通りの珍来軒へ急ぐ。

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呉名物。福住のフライケーキ。和製アンドーナツ。1個70円。
珍来軒は11時30分開店で、10分前に着くと、10人ほどが行列していた。時間があるので、西に3分ほど歩いて、福住に行き2個購入。ここも人気があるらしく、売り切れになることもあるという。
珍来軒で待つ間に食べた。

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呉名物。珍来軒。先頭は6人ほどのバイク野郎らしき男性グループ。11時32分頃に店の女性が現れ、暖簾を出した。順次、店内すぐのカウンターで食券を購入する。30人ほどで満席になる。

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呉名物。珍来軒の冷麺。大700円。10数種類の材料を鶏ガラスープで煮込み、3日間寝かせたピリ旨スープと平麺が特徴。冷やし中華と違い色鮮やかではないが、麺に味が染み込んで美味かった。

13時からの護衛艦一般公開に間に合うように、朝来た道を延々と歩いて戻った。

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